◆リンダキューブの世界観(1)

 ◆で閉めるのやめようかと思っています。ナンバリングを入れると、くどいのだ…。決してMOTHER2の死についてを忘れたわけではない、ない、こんばんは。仕事に疲れてきているんだ!と最近になって気づきました。書きたいことはあれど、まとめる頭が残っていないのです。いいわけといえばそれまでですが、気づけただけでもよかった。

 

 クリスマスも終わってすっかり年末ムードの漂っているところなのだが、クリスマスに関してひとつ書きたかったことがあるのでその話をしようと思う。サンタクロースをモティフにした凄惨なシナリオで知られる『リンダキューブ』の話だ。『リンダキューブ』はその個性を挙げればきりがないほど独創的な要素を持つRPGであるが、今日考えたいのはリンダキューブの世界観のことである。過去レビューにおいてはシナリオに言及すると思い控えていたのだが、せっかくなので書いてしまう。

 ゲーム自体のシンプルなレビューはこちら。

 リンダキューブの舞台はネオケニアという、地球に類似した惑星である。ネオケニアは8年後に「死神」なる隕石が落ち、完膚なきまでに破壊されることが予言されている。そんなある日、空から大きな箱舟と石版が落ちてくる。それは「動物集めに自信のある男女各1名の搭乗者求む」という神からのメッセージと、動物を入れる大きな器であった。箱舟の乗組員となれるのは男女各一名ずつ……その二人こそ、主人公ケンと恋人リンダである。プレイシナリオは全部で4つ用意されており、どれを遊んだとしても最終的には箱舟に乗ってネオケニアを脱出、新たな星に着陸しそこでの生活を始める。そこでの生活はリンダのじゃじゃ馬っぷりに振り回されつつも、まんざらでもないケンといったようすだ。

 さて、リンダキューブにおいて特異なのは目的が一貫して「動物集め」である点である。8年後に落ちてくる隕石「死神」はプレイする上では全く関わってこない。これは和製RPGにおいて非常に特異な点であるといえよう。和製RPGはその性質上、シナリオのスケールが世界を背負うレベルのものになりがちである。その世界のために奮闘するといったものがオーソドックスで、そこにおける葛藤や挫折、成長などの描写がプレイヤーの心に残ることの多い類のものだと認識している。しかしリンダキューブはネオケニアという惑星が舞台で、「死神」という8年後の隕石の存在も把握されていながら、それに抗う姿勢が全く見られないのである。

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