◆続・ひとり弁当箱談義

以前、弁当箱が破損したことを書いた。これを読んで「弁当箱くらいでおおげさなやつだなぁ」と思ってもかまわない。なにせわたしもそう思うのだから……。今回はこれの続編で気に入った「ブツ」が見つかったというご報告である。
前回挙げた、次期弁当箱候補の条件は以下である。

  • デザインが好みであること
  • 機能性が高く、毎日使っても飽きないこと
  • 爪のある蓋でないこと
  • 弁当箱以外の用途を持つこと

もったいぶるのもなんなので早速ブツを貼ってしまう(amazonにとびます)。
オールステンレス製というのがステンレス好きのわたしにヒット、無駄のないデザインも気に入った。ステンレスは汚れが落ちやすく、パッキンもないので手入れも楽だ。さらにアウトドアでも使える=弁当箱以外の用途がある。我が家はIHコンロなので、ガスコンロと組んで災害時に役立つ鍋となる。災害用にわざわざ買わずとも、普段使いのアイテムでリスク分散できるのが良い。それにしても、アウトドアをしないくせにリュックはモンベルだし、このお弁当箱をチョイスしている。アウトドアはプロダクトに対する考え方が合理的ですきだ。一時期、布団を寝袋でまかなおうとしたり、私服もアウトドアにしてしまえば機能的だと思っていた時期もあったが、近くの店では寝袋の試着(試乗?なんていうのかしら?)ができなかったり、身体を締め付けるデザインとアウトドアのシルエットは相性が悪かったりと、断念した。いくら合理的でもこだわりには勝てない。

さて、実際持ってみるとこんな感じだ。アオリで撮っているので実寸より小さく見えるけれど……。取っ手がつまめるのがよい。

全身を伸ばすとこんな感じ。小さな鍋である。米も炊ける。この光沢が良い……。

昼はあまり食べないので、弁当は付属の中皿で間に合う。

鍋部分はレトルトスープやフルーツを入れて様子を見ている。ステンレスは電子レンジが使えないので、レトルトスープに湯を入れたときにこの中皿を重ねてフタをすると、おかずが温まって効率がよさそうだ。また、職場は日替わりのスープがあるので、それを入れて温めてもよいかもしれない。熱伝導性のよいステンレスの強みをふんだんに活かせる。

ここまで良いところばかりを書いたが、デメリットもある。ひとつは上でも触れたとおり電子レンジが使えないこと、もう一つは重いことだ。とはいえ、そもそも電子レンジを使わない生活をしてきたので前者はさほど困らず、後者についても日頃からステンレスの鍋を使っているのでわたしのライフスタイルならばこのデメリットは気にならない。

職場に持っていって弁当を食べていたところ「これひとつで家の食器も兼ねてます!とかどう?」と提案されたのだが、一人暮らしをしていたら高い確率で実現しているような気がした。弁当箱・食事用の器・災害用の鍋と活躍できる「ブツ」など、考えただけでときめいてしまう。ためしに同居人の不在時はこれでやってみようかしら?などと、俄然やる気である。わたしはとことんそういうやつである。

読んでくださり、ありがとうございます。家の中では気に入った「ブツ」たちに囲まれたいですね。もちろん現役の漆器たちもお気に入りの「ブツたち」です。漆器とステンレスがだいすき。

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