◆しごとをやめたときのこと①

 最近まわりでしごとをやめたい、という話をよく聞くので、わたしが3年前に前職をやめたときのことを書こうと思う。わたしは自己都合退職(自分の都合でやめること)をしたので、そういったケースの人には役立つかもしれない。
 失業保険受給までのざっくりとした流れはこうだ。今回はカラーをつけたところについて、覚えているかぎりのことを書きたい。

退職→ハローワークに行く(受給資格決定日)→雇用保険説明会→待機期間→給付制限(自己都合退職の場合)→失業認定→失業保険の受け取り

 前職をやめたのは3年前の9月ごろ、翌年2月に精神保健福祉士の国家試験が迫ってきたというのが表向きの理由だ。じっさいはやりたいしごと、ようするに今やっているような精神障害に関わることを早めに探しておきたかったというのがある。辞表を書いて責任者に出すと「がんばってね」とエールをもらい、退職した。採用面接のときから、精神にかかわるしごとをしたいことは伝えていたので、これについて咎められることはなかった。円満に退職したほうがその後のことがめんどくさくない。わたしの前に退職した方はなんらかのトラブルがあって会社相手に裁判をしていたので、辞めたあとがたいへんそうだった。

 さて、大切なのはそのあとだ。この国には失業保険という制度がある。雇用保険に加入したうえで、一定の条件を満たしている場合に受給できるのだが、これが求職中の身にはなんともありがたい。にもかかわらず、この雇用保険は学校で聞いたこともなければ就職した後も話題にのぼらないので、自分で調べてやっていかないといけない。この世の制度はほとんど申請主義なので、制度について知っていればいるほど選択肢を増やすことができる。とうぜん逆もしかりだ。
 雇用保険を受給する資格は以下のようになる。くわしいことは解説できる知識がないので、関連するワードでググっていただければ、と思う。

  • 離職日以前の1年間に、雇用保険被保険者の時期が通算して6ヶ月以上あること
    →退職日以前の1年間のうち、6ヶ月以上雇用保険に加入している状態かどうか、ということだ。自己都合退職で正当な理由がないとき(わたしのように、体調や転勤などではなく完全に自分のつごうでやめる場合)は、この要件が「1→2年間、6ヶ月→12ヶ月」になるようなので注意。
  • 仕事があればすぐに働くことができる状態かつ、求職の意思がある
    要するに「元気な状態で働きたいけど仕事がない……」という状態である。すぐ働けそうにないコンディションであるなら、まずは健康保険の傷病手当金をあたることをおすすめする。

 会社に入るとき、雇用保険証受給者証というちょっと厚口で横長の紙を渡される(会社によっては預かっていることもある)。これは辞めたあとで大事なアイテムなので、働いている最中はてきとうにしてしまうことが多い。退職を検討している方は、雇用保険証の在り処を思い出してから行動に移るとスムーズだ。仮に紛失してしまったとしても会社に問い合わせて送ってもらうか、難しそうなら最寄りのハローワークで発行してもらえる。その際は会社の所在や連絡先のわかるものや本人確認書類等が必要なので、ちょっと手間がかかる。
 参考までに、今の職場の雇用保険受給者証を貼っておく。ほぼモザイクがしてあってあまり参考にならないかもしれないが、会社が預かっていないかぎりはこれが家のどこかにあるはずだ。

 さて、退職後はハローワークに行く。必要なものは

  • 離職票
  • 雇用保険証
  • マイナンバー確認書類
  • 本人確認書類
  • 印鑑
  • 写真(3*2.5cm)2枚
  • 本人名義の通帳かキャッシュカード

 と、結構たくさんある。なかでも離職票が見慣れないと思うので少しだけ解説をする。
 離職票は退職する会社からもらう書類で、ⅠとⅡのふたつがある。Ⅰは退職者の氏名や生年月日、いつから会社で働いていていつ辞めたかなどが書かれており、Ⅱは1年間の賃金の支払状況や退職理由が書かれている。わたしの場合は前もって会社に離職票をもらえるようお願いしてあったので遅滞なく受取ることができた。会社都合退職の場合は、解雇を申告されたら早めに離職票をもらう旨を伝えたほうがいいのかな?いずれにせよ、この離職票をもらうのが遅くなってしまうと、どんどん失業給付をもらうのが遅くなってしまうので重要だ。
 写真は雇用保険受給者証(「今自分は無職で、求職活動をしているけど仕事がないので、雇用保険を使ってますよ」という証明書)をつくるときに必要だ。ひとつ残念なことがあるとすれば履歴書用のものより小さいため、それと使い回せない。どっちみち求職活動をしていくというのにサイズが違うのはちょっとめんどうである。こういうところがお役所っぽいなと感じる。

 これらの書類を持ってハローワークに行くと、求職証明書(これまでの経歴やスキル、希望職種等を書く)を記入したあとに面接となる。その日が受給資格認定日となり、りっぱな無職への1歩を踏み出したことになる。
 失業のショックありきだとなかなかつらい作業だが、これからまだまだ手間は襲ってくる。がんばりましょう。

 読んでくださり、ありがとうございます。あくまでわたしのケースなので、自分の場合どうだろう、というのは詳しく解説してるサイトをご覧になってくださいね。

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