今年度から木曜日が出勤になった。わたしの主治医は木曜しか病院に来ないので、外来のある日はおのずと半日有給を取るというスタイルになりそうだ。わたしはモリモリ働きたい!働きたくてたまらない!というタイプではないので、これにはすぐ適応するだろう。月に一度の半日帰り、しかも金曜は休みだ。じっさい、3.5連休が毎月発生する。なんとなくうれしい。

今回は感情コントロールについてのワークを取り組んだ結果とリボトリール追加後の睡眠について、そしてすきあらばつねに何かしてしまうという過活動についての話と、会話のペースの話をした。

ワークで取り扱った不安のトリガーは実際のワークをお見せすると「発達障害の方に典型的なシチュエーションが多いですね」ということで、必要ならば適宜理解を求める・自発的にそういった場面に出ない、といういつもの流れで決着がついた。これに関しては平素から意識するようになり、職場の一部の方にも伝えてあるので実質クリアだ。睡眠の質は劇的に上昇したので処方は据え置く……が、ルネスタの副作用である苦味が気になるので、少しだけ別の薬を出して試すことになった。名前はベルソムラ。フランス語で心地よい眠りとか、そういう意味だった記憶がある。夢を見る副作用があるという。副作用だというのに、わくわくしてしまう。

過活動についてが、今回の外来のメインテーマだった。

朝書いたエッセイの内容をかいつまんで話す。話しながら、いかにもADHD的な特性が出ているなと感じる。これで疲れ過ぎなければ、困ることもないのだけれど。

話し終えると先生は「散歩をするとか、時間を決めて……たとえば休日の15時から16時はなにもしないルールを作るとか、マニュアル化するといいかもしれませんね。」と言った。

何も考えずに散歩はむりだと即座に思った。外に歩くなら、ポケモンGOをしたい。ポケモンGOをすると、ポケストップめぐりやレイドの効率をかんがえてしまう。さすがにこれを言うのはまぬけすぎるので、だまっていた。いっぽう後者は採用できそうな気がした。しかし「なにもしないをしている」時間のイメージがわかない。ふとんの上で天井をじいっと見ているかんじだろうか?気づくとねむってしまいそうだと思い、「なにもしないのなかで寝ちゃったらまずいですかね?」と尋ねた。

「夜ねむれなくなってしまいますからねぇ。」先生は苦笑した。「ですよね。」とうぜんの帰結だ。げんに、夕方寝落ちている日はくすりを飲んでも2時や3時に中途覚醒している。ねむることなく「なにもしないをする」のは、そうとう難易度の高い営みのように思えた。果たしてきちんと実践できるのだろうか。

しかし、困っていることをどうにかするためにわたしは外来に行っている。これは自分の生活を円滑にするにあたり、必要なことだ。難しそうにみえたことも、今までの半年、相談しながらなんとかしてきたではないか。これは新たな課題、いわば新章の敵である。今回も、なんとかしたほうがいいのだ。たぶん。

それにしても、なぜひとつのことに決着がつくと、また新しい問題が出てくるのだろう。診察室を出る間際「なんだか毎回別のことで困っていてすみません。」と言った。「そのほうがいいですよ。ひとつひとつ、やっていきましょう。」と笑顔で仰った。その返答にほっとして、次の予約を取って帰った。

読んでくださり、ありがとうございます。さいごに書いた会話のペースについては、経過も書かねばならないので明日あげます。