新宿マルイ・メンで開催された、闇金ウシジマくんの原画展にいってきた。まんがをそこまで読むほうではないのだが、真鍋昌平作品はだいすきで、今も週刊スピリッツで連載中の『九条の大罪』を本誌で追っている。
それまでは友人宅で読ませてもらって、単行本でいうところの35巻くらいから雑誌でリアタイし始めたような記憶がある。原画展はまず、キャラクターごとのシーンをまとめたブースからスタートし、取り立てのシーンや、各エピソードの結末をまとめたもの、あまり描かれない丑嶋の日常と、時系列にとらわれないブースの作り方となっていた。お話の筋を追うことがメインではありつつ、債務者の居室のディテールや発言のクセも強く、それなりに読み込んで楽しませてもらっていたつもりではいたものの、ここにきて気が付く滑皮(ウシジマのライバルキャラにあたるヤクザ)の初登場時のジャケットと終盤のネクタイの柄が同じ花柄だったり、他の原稿にくらべて「スーパータクシーくん」編は白い部分が際立っていたりなど、「あえて」順番通りにしないことで気が付く点もあった。
また、展示を追っていて、おぼろげだった債務者たちの名前がセリフや動作から思い出され、忘れていた知り合いを思い出すようなおもしろさがあった。彼らが今も生きていたら(死んだキャラもいるが)、うまくやっているんだろうか。そんな、どうしようもないことも考えてしまう。
グッズもささやかに購入して終了。たしか、現在連載している作品の原稿はデジタルなので、こう迫ってくるような集中線や汗の筆跡をみられるすてきな時間だった。もう一度行ってもいいな。
読んでくださり、ありがとうございます。すきなものがあってよかったな〜と思わされる時間でした。生きよう。
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