いぎょ

エッセイ

■この「薄さ」

前につづいて地域シリーズ。すきな喫茶やお菓子屋さんがいくつかある。私は気にいると同じ店にばかり行くようになるので、自ずとちょっとした会話はするようになることが多い。そこで、がっつり「常連さん」みたいになってしまうのは気が引けて、足が遠のいて...
エッセイ

■好奇心はすなお

本を年末くらいからゆっくりと読み進めている。自分のための時間なので、ゆっくりも急ぐもないのだが、前に書いたX離れの話の文脈を借りれば、「オフる」時間のさいたるものだ。中でも『庭の話』と『息吹』は先が気になってしまい、本当は別のことをする予定...
エッセイ

■「どれどれ」と。

小さなお店でゆっくり過ごすことのがすきだ。土地柄なのか、個人店がたくさん並んでいるので、どういうことしているんですかとか、どうしてはじめたんですかとか、他愛もないことをちょっと聞いてみることがある。わたしは「いきつけ」とか「常連」とかそこま...
エッセイ

■国と人と

前回「景漂」のつづき。書いたように、高学歴・ハイキャリア群の若者たちが、キャリアを捨て、結婚にこだわらず、地方に散っていく動きが中国であるという。とくに景徳鎮(陶器の名産地)に惚れ込んでそこに住むことが多く、「景漂」と呼ばれるそうだ。そんな...
エッセイ

■景漂のこと

上海や北京でたくさん働いてきたものの、業界が傾くなどして、仕事が苦しくなった結果、景徳鎮に移住して金銭や時間に追われずゆったりと過ごす生き方が中国の若者の間で話題らしい。景徳鎮といえば焼き物の名所だが、そこで重い思いの作品を習い、作るのだと...
ゲーム

◆MOTHER2やりこみまとめ

えーと、たぶん10年以上前にやったMOTHER2の「きょくりょくレベルをあげない&装備品買い物禁止プレー」やりこみ。BEMANI学園とか書いてあるのでおそらく2010年ごろだと思われる。文字のみのいにしえテキストサイトのフレーバーがすさまじ...
エッセイ

■引っ越しの影響

引っ越しというまでではないが、XからBlueskyに軸足をうつして1,2しゅうかんくらい?だろうか。エッセイにするほどおおげさなものじゃないかもしれないが、なんとなく時間の使い方が変わった気がする。具体的に何が、というとげんみつに計っている...
読んだもの

『庭の話』(著・宇野恒寛)

現代のインターネット、とりわけXをはじめとするSNSによる承認獲得ベースでもなく、だからといって共同体として回帰していくのでもないあらたな空間、著者いわく「庭」が、どんなものなのか考えていこう!という本。特段不幸でなくとも「とかくこの世は生...
エッセイ

■前職のこと

文句も称賛もおおやけにすることのなかった前職だが、振り返ると働く人たちの生活も大事にした会社だったように思う。今の会社がどちらかというとしゃかりきに現場をがんばるタイプになるので、それと比べると追いつかない面があることは事実だが、やっぱり生...
読んだもの

『ルポ・超高級老人ホーム』(著・甚野博則)

いわゆるサ高住の入居者、スタッフ、業務の様子にきりこんだ本。高くてもこうなので、安いところになるともっと混沌としているのだろうなと思わされる。どこにでも社会はあるけれども、夫婦で入居するとパワーバランスが妻によりやすい傾向や、後半に出てくる...