いぎょ

エッセイ

■出なくてもおもしろい

ふだん、平日の休みをまとめて取れたときはどこかふらっと旅に行くものだが、今回は「退職するかもしれない……」という可能性もあり、すでにこれを書いている現在、心はだいぶかたまっているのだが、ともかく、先が見えない感じがあったので、出費も考えなけ...
読んだもの

『死神』(著・田中慎弥)

かねてより関心のあった、田中慎弥さんの本をやっと読めた。本屋さんにいってもなかなか売っておらず、最新刊を買う。2024年。あらすじとしては、すさんだといってさしつかえない家庭環境に育ち、学校にも光を見出せない主人公の死への願望の誕生にあわせ...
エッセイ

■弱さの紐帯

夏は一旦おちつき、その調子で年末までと思いきや、ほんとうに今の職場はいろいろなことが起こる。というわけで、昨年度と同じくイレギュラーな忙しさに見舞われることとなり、心身ともに余裕がなくなってきている。南の島でも雪深い渓谷でもいいので、誰にも...
エッセイ

■こじつけ力

前に「閃く」ことについて書いたが、今度は逆の話。逆というのは、たまたまつながるといった偶然の出会いではなく、「これだ!」と意識的、強い言い方をすればやや強引につないでいく、人為的な営みになる。これも大事な力だなとも思っていて、要は思い込むと...
エッセイ

■必要な笑い

Xをほとんど見ないようになって、あれだけ使用していたSNSも案外なくて大丈夫なんだなと気づく。時間を使う・潰すの話でふれた、waste timeを減らすことができ、その分集中できる機会もふえて、いい感じである。それからしばらくして、Yout...
しごとと生活

◆独立記⑤「ぼくは新たな地を踏む」

当初からずっと職場を離れる話がベースだったが、次への動きの話もできそう。これは自分のための記録で、たとえば新しいところも「違うな」となったとき、どういうふうに考えて動いたのかを残しておけると、ちょっと役に立ってくれるかもしれない、という淡い...
読んだもの

『円』(著・劉慈欣、訳・大森望ほか)

『三体』で一躍有名になった劉慈欣の短編集。以前読んだ『老神介護』もだが、劉慈欣は短編もおもしろいのだ。しかも、ガチガチの物理系から、歴史を取り扱ったものまで幅広い。作品としては後者の方が新しいのだが、ストーリーの構成としては世界観もさること...
エッセイ

■動かない日

今年の頭から、家計簿をZaimに変更し、電子マネーやクレジットカードの入力を自動化してくれるようになった。ぜんぶ手入力で残HPのようにまいにちの予算がみられるMy Budgetもよかったのだが、やはり手入力が多いとちょっとしたときにもれ、気...
エッセイ

■背骨の根っこ

何年前だろう、もう4,5年になるだろうか、鍼治療に通っている。しごとのつらさや疲れはからだにでてくるといい、そこでの会話もほどほどに癒しとなり、からだが楽になるときもちの余裕もでてきて、だいぶ最初と比べるといい感じになってきた。思い返せばた...
エッセイ

■代わられるもの

同じようなことばっかり書いているこのエッセイも通算573本目に到達。ということで音ゲーの話をしましょう。「ここではないどこかにいきたい」と思うことがある。今のところ、いつかも、どこかも決まっていない。いつ、どこにいくにしても、周りの環境は大...