エッセイ

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■この「薄さ」

前につづいて地域シリーズ。すきな喫茶やお菓子屋さんがいくつかある。私は気にいると同じ店にばかり行くようになるので、自ずとちょっとした会話はするようになることが多い。そこで、がっつり「常連さん」みたいになってしまうのは気が引けて、足が遠のいて...
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■好奇心はすなお

本を年末くらいからゆっくりと読み進めている。自分のための時間なので、ゆっくりも急ぐもないのだが、前に書いたX離れの話の文脈を借りれば、「オフる」時間のさいたるものだ。中でも『庭の話』と『息吹』は先が気になってしまい、本当は別のことをする予定...
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■「どれどれ」と。

小さなお店でゆっくり過ごすことのがすきだ。土地柄なのか、個人店がたくさん並んでいるので、どういうことしているんですかとか、どうしてはじめたんですかとか、他愛もないことをちょっと聞いてみることがある。わたしは「いきつけ」とか「常連」とかそこま...
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■国と人と

前回「景漂」のつづき。書いたように、高学歴・ハイキャリア群の若者たちが、キャリアを捨て、結婚にこだわらず、地方に散っていく動きが中国であるという。とくに景徳鎮(陶器の名産地)に惚れ込んでそこに住むことが多く、「景漂」と呼ばれるそうだ。そんな...
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■景漂のこと

上海や北京でたくさん働いてきたものの、業界が傾くなどして、仕事が苦しくなった結果、景徳鎮に移住して金銭や時間に追われずゆったりと過ごす生き方が中国の若者の間で話題らしい。景徳鎮といえば焼き物の名所だが、そこで重い思いの作品を習い、作るのだと...
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■引っ越しの影響

引っ越しというまでではないが、XからBlueskyに軸足をうつして1,2しゅうかんくらい?だろうか。エッセイにするほどおおげさなものじゃないかもしれないが、なんとなく時間の使い方が変わった気がする。具体的に何が、というとげんみつに計っている...
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■前職のこと

文句も称賛もおおやけにすることのなかった前職だが、振り返ると働く人たちの生活も大事にした会社だったように思う。今の会社がどちらかというとしゃかりきに現場をがんばるタイプになるので、それと比べると追いつかない面があることは事実だが、やっぱり生...
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■土台

小さくても会社を作るという経験と、その会社で働くという経験を、ちょっとの期間ではあるがしてみて、どれくらい大変なのか、逆にこういうところは楽だな、というのが、なんとなくわかってきた。日々変化もあり、退屈はないものの、疲れてきたなというのが正...
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■習慣化最強

年末から1月にかけては本をたくさん読めた。時にさらっと流すように読んでいる日もあったが、4,5冊読めたのはだいぶ久しぶりなんじゃあないかと思う。忙しいといえども、すきまの時間も積み重なればあなどれない。この「書く時間」も、毎日ではないものの...
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■日常でない空気

しごとが忙しい。なんかずっとそう言っているので、相対的な基準では図れなくなりつつある。平日にゲームセンターに寄る気力がなくなってから早1,2年だろうか……と思っていたら、がんがん通っていたのはCasthour(28)の頃で、3,4年前であっ...