エッセイ

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◆個人店のありがたさ

相変わらず調子がすぐれない。昨日は休みにもかかわらず何もする気力が起きなくて、寝たり起きたりを延々と繰り返して夕方になってしまった。先週も同じような状態になっていたので今日こそアトリエに行きたかったのだが、朝、必要な家事をしたあとで力が抜け...
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◆坊主への憧れ

坊主になりたい。断じて、出家をしたいわけではない。やってみたい髪型としての「坊主」だ。坊主は「かわいい」や「かっこいい」のレイヤーを突き破って「なんかいい」感じがする。 髪を短くしていけばいくほど、あまりの手入れの楽さに「もう前の長さにはで...
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◆不調のときは1を引く

じつはここ1ヶ月、不調である。それに輪をかけるように先週からは無気力が加速、疲れていると食欲が抑えられず、全く食べたくないものを帰り道に衝動買いしてしまう。すてるのもしのびないので食べるのだが、まったく味がしない。そのあと夕食を食べるので、...
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◆聖域に籠る

この連休は地元から出なかった。そもそも「何もしないで過ごそう」と企てていたのではなく、ここ数日調子がすぐれず、連休の過ごし方を考える余裕がなかったのだ。正直に申し上げれば、この週末が三連休だと気付いたのも金曜日だった。 無計画な連休で何をし...
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◆夜の鍵

およそ1年と2ヶ月ぶりに、閉店までゲームセンターで遊んだ。前にこの時間まで外にいたのは、中学生のころに通い始めたゲームセンターが閉店した日のことだった。もう二度と繰り返されることのない「日常」の終わりがそこにあり、なんとも感慨深い夜だったこ...
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◆まんが描き幻想

正気か?と思われるかもしれないが、まんがを描いてみたいと思うことがある。インドア丸出しの小学生だったわたしの夢ベスト3は「漫画家」「小説家」「ゲームクリエイター」であった。いずれも職業として就くことはなかったものの、いま家事や筋トレをゲーム...
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◆書くことの効果

気がつけばこの日刊エッセイも二ヶ月を突破し、三ヶ月目に突入した。あまりに早いものだから、自分で驚いている。続けられたこともそうだが、それよりもネタが尽きないことに、である。前にも書いたけれど、このエッセイは自分の観察眼をみがくのと、文をじょ...
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◆いつか帰るところ

きのうに引き続き、手紙の話。 彼女から届いた手紙には故郷のことが書かれていた。彼女は東京から遠く離れた故郷を愛すると同時に、土地の抱える現状を案じてもいた。わたしも旅行したことのある土地で、とてもいいところだ。しかし彼女のように深い愛情をも...
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◆手紙という芸術

きのう、友人から手紙が届いた。学生時代はもっぱら手紙を止めてしまう側の人間だったのだけれど、二十代も終盤にさしかかり、改めて手紙のよさを噛み締めている。なかでも、旅行先でふらっと買った葉書で書く手紙は最高である。日暮れの前におかみさんがひと...
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◆口語で口語をきらう

会話をしていても文章を読んでいても、ことばの響きが気になる。以前、本を文字として読むか音として読むかという話を友人としたのだけれど、おそらく自分はその両方だと思っている。字体のうつくしさや前後のバランスも気になるし、音にしてみたときの響き方...
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