エッセイ

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◆家がたのしい

今年は、家がたのしい。決して娯楽が多いということではない。むしろ我が家はSwitchとBMSはの立ち環境(同居人所持)しかないので、圧倒的にすくない。 では何がたのしいのかといえば、家のものを考えて置いたり捨てたり整頓したりすることだ。そう...
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◆視覚のない夢

ひょんなことから悪夢の話になった。「単位が取れずに大学を卒業できない夢」だ。夢について事細かに話すと、相手はちょっと間を置いて、こんなことを聞いてきた。「みかげさんは、夢に景色ってありますか?」 夢といえばビジュアルがあって音があって(無音...
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◆とっ散らかった上半期

毎日エッセイを書きはじめて1年経った。くだらない内容ながらもよく続いたな~と思う反面、書くことがほんとうにすきなんだなあと実感できた。すきなことを続けるのはどうやら苦にならないらしく、秋から始めた読書もいい感じで進められている。途中から記録...
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◆抱かれる子、放たれて

ちょうど1年前、毎日文章を書くと決めたころに「いとしき子を抱いて」というエッセイを書いた。ちょうど文芸同人誌を発行したあとで、小説の感想をいただいたうれしさをしたためたものだ。ひさしぶりに読み返してみたのだが、すでにだいぶほほえましい。昔の...
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◆連休は果たしてほんとうにしあわせなのか

「今年の夏は10連休をいただいたんですよ」と職場の人が話していた。ふとカレンダーを見て数えてみると、わたしも10連休だった。思ったより多い。 「連休」、いい響きだ。すきなことが存分にできるし、お弁当もつくらなくていい。しあわせな側面はたしか...
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◆魅力的なタイトル

WGCさんの新聞記事を執筆したときのことをちょっとだけ。 Beatmania ⅡDXをしていたら店長から「おおい」と呼ばれ「すごくいい文章を書かれますね。こんど店の紹介をしたいんで、自由に書いてください(原文ママ)」と言われた。自由。悩まし...
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◆「スキ」で潤う

じつは今月、ここの文章を書けない日が2,3日あった。それでも毎日更新できているのは、アウトプットのモチベーションが高いときに、狂ったようにいくつも書いていたからだ。 文章を書けずに家を出た日は、一日中どんよりとしている。職場のタイムカードを...
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◆楽しむ才能

なんでも、手をつけてみるとたのしくなってしまう。すぐに夢中になって、好感度がぐんと上がってしまう。本・ゲーム動画づくり・絵描き……これまでのことは全部そうだ。「楽しい」と感じる敷居がとにかく低い。「ボドゲ会しようよ。」「この本おもしろかった...
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◆わたしの「書きたいこと」のために

以前書いた◆わたしの「書きたいこと」の続きだ。 書きたいことが見えてくると、インプットの指標もみえてくる。なんとなくだが、読む本や見る映画の方向性がわかってくる……気がする。あらかじめ解が出ている問題の途中式を書いていくような……ちょっとち...
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◆「もの」と思い出

友人・詩音市の「ふたつの棚」というエッセイを読んだ。「もの」にまつわるすてきな一編だ。景観の美しさもおせじにはいいと言えず、治安がいいわけでもない。こんな、ネガティブな印象をもつ土地が、とある棚の記憶によって価値の反転がおきるという、実に興...