エッセイ

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◆灼熱地獄の入り口

暑い。梅雨を目前にしてこんな暑さがくるとは思いもしなかった。きのうの昼下がりなど、蜃気楼がみえそうだった。今日もきのうと同じくらい暑いという。かんべんしてくれ、まだ5月だぜ?もともと暑さに弱く、汗もひと一倍かく。気になって嗅いでみると、臭い...
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◆美容院の間隔感覚

美容院。行かなくていいのなら、できるかぎり間をあけたい場所である。頭をいじられるふしぎな感覚、余暇時間のはずが会話をがんばらないといけない苦行の時間、さらに金銭を支払って、ようやく理想の髪型がうまれる。こう書いてみると、わたしにとっては結構...
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◆かばん問題

今、通勤と余暇を兼ねるリュックと、アトリエ用のかばんのふたつを持っている。これは、あまり気がすすまないまま続けてしまっていることのひとつだ。小学生のとき、きちんと時間割を見てランドセルの中身をそろえているにもかかわらず、忘れものをする子ども...
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◆ぼうしとわたし

顔の造形はあきれるほど残念だが、あたまの形はとびきりきれいだという。頭蓋骨をきれいに組成してくれた両親の遺伝子にはあたまが上がらない。小さい頃から「ぼうしが似合うね」と言われてきた。おとなになってからもぼうしをかぶっているひとを見るとくぎづ...
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◆悪癖Ⅱ

『悪癖』というエッセイで、水を飲むのもトイレにいくのもがまんしてしまうということを書いた。最近、それに似たあらたな「悪癖」を見つけてしまった。眠りである。眠りをがまんするのはつまらない授業とくだらない会議くらいだとお思いになるだろう。しかし...
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◆イノセント・マッスル

筋トレ生活もことしで3年くらいになる。減量目的のコアトレーニングから始まり、負荷をかけて鍛えていくNHKの「筋肉体操②」までたどり着いた。非常にゆるく続けているために年数に対して成果はすくないけれど、それでもおなかがぽこんと出ない、肋骨がき...
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◆何ユエ汝ハ彼ヲ愛ス?

「『闇金ウシジマくん』がすきです。」というと「あ~……あれね。」という反応をされる。ここで相手がわたしの値踏みを済ませるのか「どういうところがすきなの?」「なんですきなの?」と聞かれることはない。こんなことなので、わたしは長らくウシジマくん...
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◆悪癖

だいぶ前「水無精」というエッセイを書いた。相変わらずの状態で今の季節を迎えているのだが、もうひとつわたしには悪い癖がある。上で書いたのは、水分摂取をさぼってしまうこと、いわば入れる方の話だ。今回書くのは出す、要するに排出の話である。わたしは...
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◆みかげ、ミニシアターと出会う

先日、アトリエの方に教えていただいた『福島は語る』という映画をみてきた。タイトルどおり、被災したひとびとの語りが詰まったドキュメンタリーだ。小さな子どもの母親や農家、教師、元記者など、さまざまな立場の方が思いを切々と語る姿に心を打たれ、帰っ...
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◆入眠ルーチン

お料理RTAのあとがきで、帰宅後に夕飯→入浴→余暇と過ごしているのを、夕飯→余暇→入浴にしてみてはと同居人から提案があったという話をした。その経緯を思い出したので、書いておく。同居人がそう言い出したのは、余暇から入眠までの流れがぐだぐだにな...
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