エッセイ

エッセイ

◆表現について

展示を終え、皆の作品をトラックに積み込みながら思う。 わたしの表現とは一体、なんなのだろう……。 たんなる表現ならいっぱいやっている。エッセイを書き、小説を書き、絵を描き、動画をつくる。ただ、今それらはてんでばらばら、思い思い...
エッセイ

◆ハレの日ケの日

作者・作品にとって展示は「ハレ」のイベントだろう。着飾った瞬間を見てもらう、大事なことだ。しかし、それだけで終わってしまうのはなんだかもったいない気もする。 「ハレ」があれば当然「ケ」がある。この「ケ」の期間の方がずっとずっと長い。...
エッセイ

◆人生の成功について

春先から手伝っていた展示「心のアート展」が終わった。いつもながらアトリエ絡みのできごとは考える種をたくさんくれるので、しばらくはそれにまつわる話を書こう。 展示のときにだけ会えるひとが何人かいる。わたしは人の多いのが苦手なので、絵の...
エッセイ

◆わたしにとっての豊かな日々

「理想のくらし」ということばがある。ときどき、そのことについて考える。 わたしには野望が少ないし、これまでの生きる糧も「スピリッツに掲載される『闇金ウシジマくん』の最新話」だったので、なんというかこう、人生に多大な期待をもって生きて...
エッセイ

◆映画の日

これまで、映画に縁遠い日々を送ってきた。 映像はわたしを置いて次に進んでしまう。考えているうちにシーンが変わっていることなど、息を吸うように起こる。映画は音楽ゲームの動画とちがって2,3時間へいきで流れる。ゲームの100倍。とてもじ...
エッセイ

◆点と点をつなぐ(2)

きのうのつづきなので、きのうのものから読むことをおすすめいたします。 一見関係なさそうなものごとをつなげることを「点と点をつなぐ」と言った。これを自分の生活に置き換えてみたとき、仕事と思考と読書と文章はきちんと一本の線としてつながっ...
エッセイ

◆点と点をつなぐ

中上健次の『枯木灘』を読んでいる。閉鎖的な田舎町で、きょうだいとは父が異なる私生児として生まれた青年・秋幸を主人公とした、身内の血の呪縛について書かれた傑作である。最初は家系図が複雑すぎて読みすすめられなかったのだが、わかってくるとお互い...
エッセイ

◆読書はインナーマッスル

先週かいた「文章は筋トレ」のつづきになる。 筒井康隆の『パプリカ』を読んだ。精神病患者の夢に入り込み、発病の経緯をさぐって治療に導くという設定が目を惹き、手にとったのだった。前半で出てくる患者の治療シーンは「現実にはありえんやろ」と...
エッセイ

◆闇風呂のすすめ

入浴するとき、脱衣所の電気をつけたままにしている。代わりに浴室の電気はつけない。 これを始めたのはわたしの怠惰さからだ。 想像していただきたい。まず脱衣所の電気をつけ、服を脱ぐ。浴室の電気をつけて脱衣所の電気を消し、入浴する。...
エッセイ

◆文章も筋トレ

もう何度書いたかわからないけれど、自分の文章がきらいだ。エッセイもそうだが、特にフィクションで痛感する。頭の中にある「書きたいもの」を、どうもじょうずに取り出すことができない。ことばが万能でないことは承知しているけれど、それにしたってもう...
WP Twitter Auto Publish Powered By : XYZScripts.com