きのうまでしていた旅のことを書こうと思って寝たのだが、けさ見た夢があまりにへんだったので記録しておく。わたしはどんなにへんな夢を見ていても夢の中で「夢だ」と気づけないタイプなので、起きるその瞬間までほんとうのことだと思いこんで夢の中の行為に没頭している。起きてみると安心したり、がっかりしたり、フラットだったりとまぁいろいろある。今回の夢はしょうじき、そのどれでもないというか、よくわからない謎の夢だった。ときどきそういうこともある。
ある建物の一室で、わたしはアトリエのある方と作業をしている。他のメンバーも何かを制作しているのだが、気配だけで姿は出てこなかった。
行っている作業は、新聞紙を丸める作業だった。完成品はどうやら、何か筒のようなものに装填していくらしい。筒の用途は謎である。実際にアトリエでありえそうな、よそで行うパフォーマンスに使うのかもしれないし、もしくはきのう読了したコーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』に触発されているとしたら、その筒は兵器の一部だろう。そばには塗装が剥がれて錆びの見えるワゴンがあり、上段にきれいに折り畳まれた新聞紙が、下段に完成したものが積み込まれていた。わたしはシワのない新聞紙1枚をくしゃくしゃと潰して丸めていたのだけれど、途中で声をかけられた。彼いわく「完成したブツ」には強度が必要だという。下段に入った完成品を見てみると、彼がつくったものはふっくらとしており、大砲の弾薬のように表面がぴしっと伸びていた。大きさは縦20cm、横と厚さが8cmほどだろうか。自分の作っていたものに危機感を覚え、彼に作り方を聞いた。彼によるとこうだ。ゆっくりとした口調で教えてくれた。
①新聞紙を縦20cm間隔でじゃばら折りしていく。たぶん、8回くらい折っている。
②じゃばら折りしたものを、こんどは横8cmでじゃばら折りしていく。こっちも6回くらい折る。
③さいごにもう1枚新聞紙を使って、②をていねいに包む。
よく流通している新聞紙の大きさは縦55cm、横が40cmなので、あきらかに何回もじゃばら折りできないのだが、夢なので空間のようすがおかしいのか、折れてしまうし、厚みもじゅうぶんに出てくる。その後は波に乗ってきたのかお互い無言で、ひたすら新聞紙折りを続けた。それだけの夢だった。

今日も読んでくださり、ありがとうございます。夢の中で「夢だ」と気付いたらどういうふうなのか、いつも起きてから気になります。一度気付いてみたいものです。