しごとと生活

◆独立記②「ここだけにいるぼくじゃない」

前回。これまで、3年以上同じ職場で働いていると、根拠もなく「なんかもういられないな」という気持ちになり、辞めては休んだり別のところに行って、ということをしてきた。例に漏れず今も気持ちとしてはそうなのだが、会社をつくるところから一緒にやらせて...
エッセイ

■使うと潰す

友人と食事をしていたとき、しごとから帰ったあとに疲れて時間を溶かしてしまうといった、まぁ社会人的には「あるある」の話をしていた。そういった時間に対して友人は「時間を潰すっていう感じだよね」と同調したのだが、この「潰す」という言い回しが妙にス...
ゲーム

■25年7月のゲームとかの記録

総括既存のよい習慣をかためつつ、先々を見越した余暇習慣を考える時期だったかなと音ゲーDDRきほんは週1日を継続。できなかった週はひさしぶりにPump It Upをした。おもしろいけど滝の認識がむずかしい。楽しいからまたやりたいな。12の中央...
読んだもの

『イラク水滸伝』(著・高野秀行)

イラクの中にあるアフワールという、イランとトルコに近い湿地帯の人々の暮らしを追ったドキュメンタリー。著者の高野秀行さんは、10 年弱くらい前だろうか、『世界の辺境とハードボイルド室町時代』という、歴史学者の清水克行さんとの共著で出会った。こ...
エッセイ

■全身全霊のうまみ

先日、アラビア書道の体験をしてきた。大阪の民族学博物館でみた、あれである(くわしくはこちら)。もうその日は楽しみでならず、しごとも上の空であった。一応展示と、日本アラビア書道協会のウェブサイトで基本事項は調べて臨んだのだが、先生が基本事項か...
エッセイ

■愛おしき民藝

きっかけは定かではないが、旅行をしたり、展示を見にいったりして、その土地のおみやげや住んでいた人々の風土記というか、生活を見るのがたのしい。これまでも関心がないではなかったが、積極的に意識を向けるようになったのは、大阪の民族学博物館にいって...
しごとと生活

◆独立記①「ぼくは辺境の小さな村にいる」

2,3年目ごろから、どうにもこうにもしごとがつらいと思うことが増え、「だったらどうにかしたらいいじゃん」ということで、去年、一昨年くらいから、少しずつ変えようと思うようになった。なって、やっと今年のとちゅうから動き始めた。遅いというツッコミ...
エッセイ

■迂回してふたたび

喫茶でお話をしていて、バレットジャーナルの話がでた。やってみているのだといい、運用している人の本も持っておられたので、ぱらぱらと読ませてもらった。数年前にヒットした手帳の使い方であるが、だいぶ前、何かのきっかけで知ったのだったが、すっかり忘...
読んだもの

『クララとお日さま』(著・カズオ・イシグロ、訳・土屋政雄)

『わたしを離さないで』と同じく、「なにかあるんだな、ここは……」という確信だけはありながらも、具体的になにがおこっているのかわからない。語り手であるクララは振り返るようにお話を語っていくが「この時は知らなかった」「これがこんなことになるとは...
エッセイ

■我が愛

先月、日本橋の誠品生活(台湾のセレクトショップ)で台湾のメーカーさんの万年筆と、有隣堂のYoutubeで知った「サクラクラフト」を買った。前者は、アラビア語の勉強を始めて、ノートに書くとき、0.4mmよりも少し太めの万年筆があってもいいかな...