エッセイ ◆いつか帰るところ きのうに引き続き、手紙の話。彼女から届いた手紙には故郷のことが書かれていた。彼女は東京から遠く離れた故郷を愛すると同時に、土地の抱える現状を案じてもいた。わたしも旅行したことのある土地で、とてもいいところだ。しかし彼女のように深い愛情をもっ... 2018.10.05 エッセイ
エッセイ ◆手紙という芸術 きのう、友人から手紙が届いた。学生時代はもっぱら手紙を止めてしまう側の人間だったのだけれど、二十代も終盤にさしかかり、改めて手紙のよさを噛み締めている。なかでも、旅行先でふらっと買った葉書で書く手紙は最高である。日暮れの前におかみさんがひと... 2018.10.04 エッセイ
エッセイ ◆口語で口語をきらう 会話をしていても文章を読んでいても、ことばの響きが気になる。以前、本を文字として読むか音として読むかという話を友人としたのだけれど、おそらく自分はその両方だと思っている。字体のうつくしさや前後のバランスも気になるし、音にしてみたときの響き方... 2018.10.03 エッセイ
余暇 ◆続・ひとり弁当箱談義 以前、弁当箱が破損したことを書いた。これを読んで「弁当箱くらいでおおげさなやつだなぁ」と思ってもかまわない。なにせわたしもそう思うのだから……。今回はこれの続編で気に入った「ブツ」が見つかったというご報告である。前回挙げた、次期弁当箱候補の... 2018.10.02 余暇
エッセイ ◆透明な子ども 台風の無遠慮な風に睡眠をはばまれた翌朝、わたしは思った。「あれだけの風がいろいろなものを飛ばしたわけだし、仕事が休みになるのではないか。」淡い期待を込めて弊社のホームページを見れば「気をつけて来てください」と一言。現実はきびしい。そういえば... 2018.10.02 エッセイ
読んだもの ◆闇金ウシジマくん478話(ウシジマくん64) 前回分はこちら。二週間待ちわびたぞ丑嶋ァ!ということで10月も幸先よく(?)スタート。さらに物語は展開していく。まずは、巳池の自白音声を冷めた目で聞く滑皮と鳶田。「油紙に火がついたみてーに」喋る様子は読者にもよく伝わってくる。しかも最終的に... 2018.10.01 読んだもの
エッセイ ◆コピペになりたい その日着る服は、前から順番に取る。畳んだものを後ろに置くので、おのずと前方には最近着ていないものが来る。すきな服のテイストが徐々に定まり、どの組み合わせをしても合う。夏はTシャツ、それ以外はボタンダウンシャツだ。そこに春秋はカーディガンや羽... 2018.10.01 エッセイ
余暇 ◆宅配野菜のすゝめ 近くの農家と契約して、隔週で野菜を配達してもらっている。直接お会いしたことはないのだがたいへんに親切にしてくださり、旅行に行くから配達日をずらしてほしいとか、家をあける期間が多いので一回スキップしたいとか、来客があるので追加にもう一回ほしい... 2018.09.30 余暇
エッセイ ◆唯一のポイントカード なくす・忘れる等カードの管理ができないので、ポイントカードはできるだけ持たないようにしている。「今はアプリがあるよ。」と言われるが、アイコンがホーム画面を圧迫することに得も言われぬ不快感があり、気が進まない。わたしのホーム画面を見る人はたい... 2018.09.30 エッセイ
エッセイ ◆被害妄想の妄想 水曜の夕方ごろから、特定の人間に対する被害妄想が出ている。被害妄想というのは妄想でありながらなかなかのパワーを持っているようで、心中がざわつき、ざわつきを処理しきれずに叫びたい衝動にも駆られる。もちろん内容が内容なので不安が募り、そのひとへ... 2018.09.29 エッセイ