小寒をへた今も、年中冬だったらいいのにと思ってしまう。ただそんな冬にもひとつだけ、こまったことがある。食欲が強くなるのだ。どうもほかの季節よりも空腹になりやすく、買い食いが爆発的に増える。暑さによわく、夏に食欲が猛烈に縮小することも手伝ってか、妙に冬はたくさん食べているような気がしてくる。

冬の食欲はわたしに限ったことではないようで、友人のひとりは夏と冬で体重が5kg変わって、ずぼんのサイズもひとつ、ふたつ変わるのだという。冬は厚着なので彼女に言われるまで気が付かなったのだけれど、聞いたとたんに戦慄してしまった。わたしはからだを締め付ける服がすきで、年中スリムフィットのワイシャツやネクタイ、スキニーを着ている。服のシルエットに見合うよう日々メンテナンス(筋トレや食事)しているつもりだが、冬はその均衡がもっともあやうくなる。ゲーム的にいえば「体型制限プレイ」という名のマゾゲーといえる。すきな服を適切な体型で着ると楽しいのでまったく苦ではないのだけれど、日に日に増す食欲とは相反してしまう。

食欲旺盛の弊害は体型のみならず、よけいな出費も引き起こす。その場の欲求で大して食べたくもないものを食べたあとに湧き出る自己嫌悪の情は、なかなか処理にこまる。それが続くと不調につながる恐れもあり、なかなかリスキーだ。こちらもゲーム的にいえば、「家計ゲーム~食費制限プレイ~」に大いにさしさわる。

要するに食欲旺盛という現象は、やりこみの阻害因子なのだ。しかしながら「ねむい」をどうしようもないのと同じで「食べたい」を食べずしてなくすのはむずかしい。そこで思い至ったのは「おかしや軽食をじぶんで作ればいいのではないか」という、しごく原始的なルートだった。料理のモチベーションが上がっていることを利用し、じぶんで作る。できあいのものを買うより出費は減る(はず)し、味も好みに調節できる。

とはいえ、そのために製菓用のツールをいっさい買いたくないので、今あるツールでできるものに限られる。オーブンはおろかハカリすらないキッチンで、一体なにがつくれるというのだろう……。

今日も読んでくださり、ありがとうございます。とくに食べるのはチョコレートなのですが、チョコレートは板チョコが至高なので、この芽は潰える可能性がたかいかもしれません。