自分でも信じられないのだが、わたしは大事なものをやたらと紛失してしまう。最終的には発見されることが多いので、げんみつには紛失ではなく迷子のほうが適当かもしれないが、とにかくどこかへやってしまうのだ。キャッシュカードと振り込む前の現金は常習犯で、ときどき免許証、最近では記入済みの転居届を失くした。転居届に関しては職場で落としたと思い、あわてて職員会議で共有していただき、新たに書き直して役所に提出したあとで、自宅のクローゼットの隅で発見された。わたしのなくしものは、いつもだいたいこうである。
大事なものというのは、なくす人となくさない人の二種類がいる。なくさない人というのは、ものの置き場所をちゃんと決めて、かつそこに置き続けることのできるひとだ。なくす人はその逆で、毎回適当に置く人もいれば、わたしの場合は大事であればあるほど自分が「ここに置こう」という場所に毎回置いていると、ターゲットを入念に偵察してから盗みに入る人がやってきたときに心配なので「ここと見せかけて、今日はあっちに移しておこう。」と、ときどき置き場所を変える。次に使うときにそのことを忘れていつものところを探すので「なくして」しまう。わたしはほぼほぼこのパターンで、これに関しては「なくす方が困るのだから、同じところに置いてあげたほうがいい。」という指摘を何名かからいただいている。彼らの指摘はもっともであり、従うのが常だろう。しかし「わかった」と答えた矢先に、またどこかにやってしまうのだ。
もはやそれらを持たなくても済むような生活をしたほうが早い気もするが、免許を返納してしまうと身分証明のときがたいへんだし、現金なしではひいきの食事処に行けなくなってしまう。「財布にずっと入れておけばいいのでは」という声もありそうだが、わたしのさいふはカードが4枚しか入らず、クレジットカード2枚、JREポイントカード(これはJR系の店共通のポイントカードだが、ポイントカードの役割しかないせいでたいへん不便なので、JRさんにはなんとかしていただきたい。これがなんとかなれば免許証を入れるのに!)、保険証で満員なのだ。
というわけで、改善策が見つかるまでは懲りずになくし続けてしまうことだろう。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。思えば小学生のころから、本を読んでいたらすきまからお札が出てきたり、普段全くさわらない引き出しの中から小銭の入った袋が出てきたということがけっこうありました。