◆骸骨博士の愛娘について

弊サークル「かもめソング」にて連載させていただいていた『骸骨博士の愛娘』が完結いたしました。

作品のこと、反省点について書いておきたいなと思ったのでまとめておきます。

 

  • 作品概観

今まで書いてきた作品(『レウコテア』『アクアリュム』『骸骨博士の愛娘』『Augen─生まれおちた子─』)はおなじ世界の話です。これらはすべて科学技術の著しく進んだ国家キキの歴史の中で、比較的平和な時期のできごとを書いています。

『骸骨博士の愛娘』は、蛍町という平和な田舎からやって来た少女あかりが、首都東都にやって来るお話です。そこで見たもの、感じたものがあかりの視点からみなさまへお届けできていたらいいな、と思います。

物語の序盤で東都医学の権威ともいえる天才博士、望月朧(骸骨博士のことです、本編で名前は出てきませんね)の娘小夜と出会い、あかりの人生は大きく変化していきます。そこについては読まれていたみなさまはおわかりのことでしょうから割愛いたします。

 

あかりも小夜も一般の東都人からみると異端者であり、どこかで居心地の悪さというものを持っています。だからこそお互いに惹かれ、親しくなっていったのも必然だったのかもしれません。

また、あかりの友人である東都人(光輝、望)は、東都のスタンダードな思考をもつひととして登場させました。あかり、小夜という外なる者と、内なる者との温度差を感じていただけたらいいなと思っています。

 

さいごに、何名かから質問の出ていたあかりと小夜の仲についてですが、ふたりが恋愛感情をともなっていたのか、深い友情でむすばれていたのかを明示することはしませんでした。読者のみなさまの感性に委ねたいと思っています。わたしはどちらで読んでもいいのかな、と思っています。

そして光輝と望の関係もなんとなく、どちらでもとれるような雰囲気を出してはみました。キキの人間関係は現代社会とくらべるとほんの少しだけ寛容かもしれませんね。

 

  • 反省点

小夜の視力に関する記述が少ないことから、後半の展開がいささか急な感じになってしまった感はいなめませんでした。

また、長期連載ということもあるのか、書いているうちに自分がはじめに思っていた展開から変化する、ということが多々おきました。それはおもしろさでもあるし、危険でもある気がしています。作品はいきものなのかもしれません。それなので(それなので?)、ひとつにまとめる際には少し手直しをしないと整合性が取れない部分がでてきてしまいました。

 

  • 今後

こちらを加筆修正のうえでまとめ、形に出来たらと思っています

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