ゆめにっき

エッセイ

◆物干しに吊られた女たち

実家の庭にいる。そこにはふとんなどを干すような、長い長い物干し場がある。竿ではなく、太く丈夫なロープがぴんと張ってある。本来洗濯物を干すはずのそこには、見覚えのある顔をした女たちがぼろのような粗末な格好で首を吊っていた。たしか5人ほどだった...
エッセイ

◆二度寝の夢見はいかが?

前回の外来で薬が増えてから、すこぶるよい睡眠をとることができるようになった。それでも6時間で目が覚めてしまうのは、もはやそういう体質なのだろうけれど、質がよければそれでじゅうぶんだ。しかし、ひとつだけ困ったことがある。先日書いたような強制終...
エッセイ

◆夢に喰われる日々

さいきん、ずっと夢を見ている。夜の睡眠でも昼寝でも、なにかしら見ている。内容も場面が多くリアルなものばかりだ。先週書いた新宿のもここらーめん1、2のあと実家に帰り、買った服に穴が開いていたことにショックを受けた。そのあと、今の職場で退職した...
エッセイ

◆新宿のもここらーめん②

きのうのつづき。明言しなかったが、夢日記である。「もここらーめん」は、10分ほど歩いたところにあった。歴史ある店なのか看板は色褪せて、外壁もところどころ剥がれている。外には数人の待ちがあり、そこそこ繁盛しているようだ。引き戸がおおげさな音を...
エッセイ

◆「新宿のもここらーめん」①

Twitterをみていたら、大学時代のともだちが新宿にいるという。たまたま新宿にいたわたしは昼食をぜひ、と彼女にリプライを送った。ぐうぜん近くにいたようで、すぐ合流できた。改札内にいたので、前々から行きたかった目黒あたりのお店に行かないかと...
エッセイ

◆新聞紙の夢

きのうまでしていた旅のことを書こうと思って寝たのだが、けさ見た夢があまりにへんだったので記録しておく。わたしはどんなにへんな夢を見ていても夢の中で「夢だ」と気づけないタイプなので、起きるその瞬間までほんとうのことだと思いこんで夢の中の行為に...
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