「ファッションがすきだ。それも、少数精鋭でいきたい。たくさんあると、管理ができなくなってしまうのだ……。」
自分のキャパシティを知るのはとても大事なことなのだとわかり、デルフォイの「汝自身を知れ」という神託はほんとうなのだなとひしひし感じています。上の引用はわたしのことばで、原典はございません。こんにちは。
さて、9/2は靴の日だそうだ。く/つの日。なるほど。ということでCOAL HAANという靴のブランドのことを書きたい。製品は革靴が主で、革をつかったスニーカーやサンダル、そしてパンプスもつくっている。他にも鞄だったり、革ではないけど服だったり、いろいろある。
今わたしが持つ靴は全部で6足で、うち4足がCOAL HAANのものだ。
まずゼログラウンド(最小限の軽さを目指したライン)のスニーカー。メタルパープルとでもいうのかしら。色に惚れて購入。ちょっとくたびれているが、革が足になじんできており履き心地が最高潮に達している。
同じくゼログラウンドのウォータープルーフ(グレー?シルバー?)。こっちもメタルっぽくてすき。
レッドのパンプス。休日用。とかく目立つ。
黒のブーティ(秋冬用)。無難で使いやすい。
幅広い靴のバリエーションを、すべて同じブランドで満足することは今までなかった。これだけでもじゅうぶん画期的(店を回って探す手間がなくなるので、迷いが減り、ストレスがない)だが、一体COAL HAANの何がいいのか。ざっと①値段の手頃さ②軽さ③履き心地のよさ④なんかデザインがすきの4つが大きな理由だ。さすがにこれで終わるのは乱暴なのでもう少し書きます。
- 値段の手頃さ
いくらカッコいい靴がほしいと思っても、さすがにクリスチャンルブタンやグッチやイブサンローランは履けない。この辺りの価格帯を買うと、他をかなり切り詰めねばならないし、そもそも彼らに合わせる服がないというものだ。ちぐはぐになってしまう。
それを思うとCOAL HAANはカジュアルなラインナップも多く、安すぎず高すぎずとちょうどいい。だいたい3~4万円くらいで、セールだと半額だったり、すさまじいときは70%オフになる。消費のサイクルが早い社会を残酷に感じつつも、その恩恵の大きさは認めざるをえない。
しっかり手入れすればよく持ってくれるし(というか天然皮革なので、手入れは必須だ。)革ならではの、使えば使うほど出てくる味がいとしい。服に比べて靴は耐用年数が長いので、多少高くてもそこまで躊躇しなかったりする。
- 軽さ
持ってみるとわかる。履いてみるともっとわかる。COAL HAANに限らず、靴は絶対に試着してから検討したほうがいい。写真で重さはわからないし、通販サイトに靴の重さまでは載っていないからだ。
ここで伝えたいのは「足が軽いので疲れづらい」ということだ。わたしはCOAL HAANを知るまでRegalを主に愛用しており、今でも12年目に入ったローファーがあるのだが、比較してみるとかなり重量感がある。気に入ってるから履くけど。Regalのデザインは正統派というのかカッチリとしていて、COAL HAANとは違ったよさがある。
- 履き心地のよさ
軽さもさながらインソールもすばらしい。疲れづらい、痛くない、である。種類によってインソールの質感も変えており、中には外して乾かせるものもある。
また靴底(地面に触れる部分)にも種類があり、弾むような履き心地の「Cushioning」(走ると跳ねるような感じで気持ちいい。上のウォータープルーフのやつがこれにあたる。)と伸縮性に富んだ「Flexivility」(上のメタルパープルがこれにあたる。いわゆるふつうのスニーカーに近い。)のほか、ウィメンズは公式サイトを見るかぎり、全部で五種類ほど用意されているようだ。実際履くとぜんぜん違っておもしろい。
さらに革の種類によって足の締め付け具合が変わったり、サイズが同じでもゆとりが異なったりすることがあるので、自分の好みに合わせて選ぶといい。わたしは締め付けの強いファッションがすきなので、履いてみて足と靴が一体化するようなものを好んで買う。
しつこいようだが、靴は絶対試着したほうがいい。オンラインの方が安くても一回店舗で履いたほうがいい。
- なんかデザインがすき
上の3つと比べるとふんわりとした理由だが、こればかりは感覚なのでしかたがない。
同じシリーズでも素材や加工によって全く異なる見た目のものがあったり、カラーバリエーションが面白かったり(ゴールド系のギラついた色や、ジャングルの模様みたいなやつが全体に入ったものもあった)と、見ていておもしろい。そのくせピンポイントですきな色があったりする、ふしぎと。はじめに貼った紫のメタリックなスニーカーはまさにそうで、COAL HAANに傾倒するきっかけになった1足である。とはいえだいぶくたびれているので、もう少ししたら修理を相談してもいいかもしれない。
魅力をプレゼンしきったところで、手入れの話を少しだけする。基本的には、履いたその日にやわらかい布で拭けばよい。汚れのあるときは、専用のリムーバーで落とす。あとは隔月くらいで(おそらく、まめなひとはもっと頻繁にやっている)、磨いてやるとかっこいい。グッズはCOAL HAANで揃えてもいいし、市販のものでもよいと思う。色のついた靴磨きだけは、しっかり確認してから使用したほうが自分も靴も悲しい思いをしない。
余談になるが……わたしは靴以外だと自転車通勤に備えたレインコートと、ポーチを所持している。これもなかなか悪くない。見てほしいので貼るね。
レインコート。
バックのスリットのとり方がふしぎ。
これは店頭でほぼ投げ売り状態だったのと、すぐにレインコートがほしい状況にあったことが重なるという、互いにとってたいへん幸運な買い物であった。
ポーチは、クラッチバッグとして休日の外出に使っている。
私的三種の神器であるスマホ・家の鍵・kindleが入るサイズで、かつ最低限のメイク直しグッズを入れるポケットがある、という2条件をあっさり通過し、無事みかげ軍に入団。価格以上に大活躍。
コメント
[…] 車のにおいがきらいだ)ことも手伝い、今のところは全て自転車通勤をしている。以前COAL HAANの記事で紹介したレインコートとモンベルのリュックが頼れる相棒だ。モンベルはそこまで […]