ひとと話しているうちに、あれよあれよと予定が入っていって土日が埋まってしまうことがある。決して不本意なわけではないので「入ってしまい」というのはおかしな言い方かもしれない。しかし一方で、毎週予定があって出かけるということになると、それなりのプレッシャーが伴う。先月が割と予定だらけで疲れてしまったことを受け、今月はあえて「おでかけ」する日を作らずにすごしてみた。これまで遠出するのが常だったので、いざなくなるとどうなるのかを知りたかったのもある。たちまち休日の質が落ちるのか、実は出かけない方が充実しているのかなど、気になることはちらほらあった。
手帳を見返すと一度中野に行ったくらいで、残りはほとんど地元で過ごしていた。結論からいうと、非刺激的で退屈だということはなかった。理由のひとつは、会った人の話がいずれも興味深いことだろう。みんながみんな別の世界のことを教えてくれるので、無知なわたしは全然あきない。それどころかその刺激を受け、進化している気さえしてくる。体調はいまひとつだが、精神はこれまでの人生のなかでいちばん研ぎ澄まされている気がする。体感的にまだ伸びしろもありそうだ。いつも後ろ向きなくせに、ここぞとばかりにポジティブなのは自分でも不可解である。
また月の後半はポケモンGOをはじめ、慣れ親しんだ場所にポケモンが出てくるという新奇性もよかった。ポケモンGOは散歩とゲームがいっぺんにでき、かつ無料で楽しめるというのが、日々糊口をしのいで過ごすわたしには非常にありがたい。実はもともと散歩ずきなのだが、いつでもできるというハードルの低さゆえにどうしても休日の予定における優先度は下がってしまいがちだった。このままポケモンGOの熱が続くと散歩の優先度が上がりそうな気配があって、そのこともうれしい。しっかりはまらないとさっさと飽きてしまう性分なので、熱が続くかどうかが問題なのだけれど。
素敵な刺激が周りにあふれているおかげで、だいぶおもしろく過ごせた1ヶ月だった。つくづく今年は周囲の環境のよさに気付かされるなぁ。ありがとうございます。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。ここまで書いたくせに、救いようのないばかなので11月は外出まつりで土日が埋まってしまいました。意識的に「なにもしない」日を作らないといけないようです。
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