エッセイ

◆彼の代わりとなったもの

前回の茶会のとき、こんなことを聞かれた。 「『ウシジマくん』が終わってさ、代わりにたのしみになっているものとかないの?」 わたしはないと即答した。ゲームや読書はたのしみだが『闇金ウシジマくん』とは質が異なる。 「熱烈にはまってるものがフッと...
エッセイ

◆復活の朝

11月ごろから起きる時間が遅れていたのだが、先日ひさしぶりに、5時半に行動開始した。というのも、心からそうしたかったわけではなく、二度寝しようにもからだもあたまもすっきりして、全身から「ねむるのはてもちぶさただ!」という声がきこえたので、起...
エッセイ

◆講義「なにもしないをする」

休みの日、よく同居人はぼーっとしている。目が覚めてもふとんに潜ってiPhoneをいじっていることもあり、これ以上ねむれないのならいっそ動き出したほうがましだ!とふとんから出てしまうわたしとしては、信じられない光景である。 月のはじめ、完全に...
エッセイ

◆VSひとりごはん 戦績

今週まるまる家をあける予定だった同居人が、早めに戻ってくることになった。わたしは週の献立をなんとなく考えて過ごしているので、急な変更にめっぽう弱い。幸い、今週は組み換えしやすいものを想定していたのであまり慌てずにすんだ。考え過ぎもときには役...
エッセイ

◆独身貴族へのあこがれ

独身貴族ということばに、むかしから憧れている。いわゆる絵に描いたような結婚が向いていないということを、中学生くらいのころにはわかってきていた。そもそもの協調性のなさや思いやりのなさも手伝って、とかく家にいるときはひとりでいたいと思ってしまう...
エッセイ

◆いち患者の愚痴

診察券がきらいだ。今日はただただそのもんくを書くので、診察券がだいすきなひとは読まないことをおすすめする。 そもそも、診察券というものは、つくるかつくらないかを選ぶ権利すら与えられていない。患者になってしまえば最後、有無を言わさず渡される。...
余暇

◆いとしのモンベルちゃん

「おしゃれはがまん」という言葉がある。高いヒール、からだを締める構造、寒さに大敗してしまうような、薄手の羽織。たしかにそうだ。わたしはすきでからだを締め付けているけれど、高いヒールは長時間歩くと足が痛くなる。今ある中だと、履きなれない真紅の...
エッセイ

◆生態系ヲ統一セヨ

先週末、所属している文芸サークルで茶会が行われた。皆、ありがたいことにわたしのつたない記事を読んでくれている。そんななかでひとりが、こんなことを言った。 「前書いてたくつしたのやつ、読んだよ。実はおれ、もう実践しててさ、同じくつしたに統一す...
エッセイ

◆週明けの匂い。キミの残像。

月曜日だ。「闇金ウシジマくん」がスピリッツ本誌での連載を終了して、およそ1ヶ月が経つ。新年度のはじまりの日であるが、そんなことはあまりにもどうでもいい。 終了による喪失感情はさすがにおさまったものの……というか、ほどなくして睡眠の質が劇的に...
余暇

◆3月の食費

今月は、友人からの夕食づくりの依頼がはじまったり米と調味料の補充があったりと、少し高めの予想はしていた。先月気にしていた冷凍庫のストックをだいぶ使ったのだが、月末を迎えて買い物の履歴を見てみると、それでもちょっと高いなという感じだ。たしかに...
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