気がつけば連休が目と鼻の先まできている。ひとに予定を聞かれれば「特に予定はないですね。どこも混んでいるでしょうし、浮かれているムードの中にいると疲れるので、家でゆっくりします。」という、引きこもり丸出しの回答を繰り返している。

今年は去年(3日かけて熊本以外の九州地方BeatmaniaⅡDX行脚の旅という破天荒なことを繰り広げていた)とちがって旅行もないので、ほんとうに「そのへんでゆっくり」することになりそうだ。友人宅でボドゲ会が1日あるのと、アトリエが2日開いているのでそれに行く。あとはほんとうになんにもない。

なんにもないことは事前にわかっていたので、たくさん本を読みたいと思っていた。しかし連休突入のこの週にきて、何を読もうかまったく決めていないことに気づく。

進捗としては、週末にちょうど今読んでいるものが終わりそうなので、新しいものに手を出してもいいタイミングだ。Kindleに積んでいる本を崩してもいい。Kindleでは基本的に青空文庫のものを読むことが多いのだが、無料ゆえに気になったものをダウンロードだけしておいて寝かせてしまう、ということが頻発している。溜まっているものが4,5作品あるので、まずはそれを読んでしまうのはありかもしれない。

しかし一方でこうも思う。せっかくの大連休で、半分以上は予定がない……。だれかの全集を思い切って手を出してみてもおもしろいかもしれない。特に4月は歴史にかんする本を読むことが多く、中学時代にはまった井上靖への関心が再燃している。モンゴルブームに乗じて手を出した『蒼き狼』、それから『風涛』『敦煌』『天平の甍』と進み、家族に無理を言って旭川の井上靖記念館にも連れて行ってもらったのを思い出す。今、井上靖を読み直したときに、どんな印象を受けるのか。おそらく、中学生のわたしは井上靖の文体も内容もろくに理解していなかったろうから(それくらいにあほだった)、ほぼほぼ初読の感覚となりそうである。

いずれにせよ、図書館で借りるとしたらふだんのルーチンでは読み切れないものを読みたい。平日の読書はできて1,2時間、一方今回の連休でなんにもない日は7日以上。仕事もなければ弁当もなく、親戚の集まりだってない。

これだけの贅沢な空白を、どのピースで埋めようか……。

今日も読んでくださり、ありがとうございます。おんなじ本を人と読んで感想や解釈を共有しあう「読書会」なるものがあるのですが、だれかとそれをやりたくてたまりません。まんがでもおもしろそうです。