この世にはいろいろな色があるけれど、どういうわけか原色に惹かれる。はっきりしない顔立ちなので、飾る色が強いだけでインパクトが出る。そういうバランスを無意識に考えているからかもしれない。

いろいろな色をあわせるとなるとだんぜん、補色がすきだ。絵なんかとくに、なんにも考えていないとすぐに補色をあわせてしまう。「なぜ?」と聞かれるとちょっとだけこまる。主張の強いひと同士で気が合って仲よし。それってすてきだ。お互いに強い弱いがなく、フェアな感じがする。おもえば「ドラゴンボール」の悟空とベジータの強い弱いは自明で(なんだかんだで主人公には補正がかかるものだ)仲がいいかもあやしいけれど、服の色がオレンジと青で補色になっているし、合体してゴジータだかベジットになればほぼほぼ最強だ。初代ポケモンも「赤・緑」バージョンにそれぞれ限定出現のポケモンがおり、友達との交換を経てポケモン図鑑が完成するというコンセプトで送り出された。補色には自らの欠損を埋めるとか混ざって最強になるとか、そういう意図がひそんでいるのかもしれない。

先日、黄色いアイライナーを買った。かねてからクセのある色がほしく、何色かためして黄色にきめた。わたしは顔が赤い。腕や足は白いのに、顔だけはみょうに赤いのだ。対極にある緑はアイライナーになるとだいたいカーキのかった色をしており、購買意欲をそそられない。原色に寄せた緑をみつけてタッチアップ(試し書き)してみるとあんまり似合わない。たまたまそのそばにあったのが黄色と橙で、黄色に軍配があがった。橙というのはどうしてか、あんまりすきになれない。顔の赤さと接続した色だからかもしれないし、苦手なにんじんの色だからかもしれない。

むらさきのアイライナーを引いてから、目尻に黄色を乗せてみる。いい配色だ。肌は白でめがねは紺、リップは強い強い赤、そして靴はきらきらの紫、黄色いリュック。からだのキャンバスであそぶのは、いくつになっても飽きない。

今日も読んでくださり、ありがとうございます。理想は2,3色で服も化粧も雑貨も統一したいのですけれども、意識していないと原色をどんどんどんどん取ってしまいます。