一昨年?行政書士の資格をとり、今年、形ばかりの開業をしたわけだが、営業活動をしているわけではないので当然案件はこない。ただ、本業でしごとをしているときや、友人と話しているときに「こういうかたちで役にたてるんじゃないかな〜」ということをできるだけ考えるようにしている。
即案件にしようというわけではなく、しごとへの切り口を見つけられた分だけ、相手に話を出しやすくなるし、いろいろな関わりを作っていけるだろうな、というのがまずある。もうひとつは、正直、行政書士に依頼する書類は自分でも作れてしまうので、「わざわざ専門の人につくってもらう価値」をどこに見出すかを考えるためだ。自分でできて大変じゃなければ人に頼むことは考えないだろう。たとえば「メインとなる営業に身を入れるために煩雑な書類作業を委託したい」とか、「自分では細かい資産の償却などがわからない」とか、「とにかくやりたくないことは人に任せたい」とか、いろいろな「わざわざ」の理由があると思う。AIの台頭も叫ばれてはいるものの、法律は厳然であるようにみえて案外あいまいだったり、文脈を汲まないといけなかったり、やっぱりなんだか人にお願いしたいという人がいたりするので、なんだかんだ、書類をつくることに加え、コンシェルジュ的な面だったり、先回りしてやりとりしてくれたり、時にはあんまり関係ない話もしたりして、別の価値を付加することで、そう簡単になくなることはないんじゃあないかなぁ、と、何もしてないのにすこぶるのんきだ。
ひとがこの先やっていきたいことを応援して、切り開いていくためのツールのひとつとして、行政書士の仕事があるのかなーというのが、何もしていない今における机上の結論である。
読んでくださり、ありがとうございます。もうちょっと詳細に書けるといいのですが、とっかかりから点をつくるのはAIに、点どうしを見出して線にするのを人間がやる。そこがこれから大事なのかなと思います。
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