筐体や備品については自宅兼倉庫にあり、本人しか手の出せない状態になっていたようだ。法定相続人もおらず、このあとは国庫の帰属となってしまうと、店長と親しかった方のブログのスクリーンショットが回ってきて、拝見することとなった。
どこまで本当かはわからないけれども、貴重なお宝たちが……と惜しむ気持ちと、確かにこういったことはこれから増えてくるかもしれないなーという気持ちになった。
ゲーマーの身からいうのもなんだかさびしいものだが、ゲームの筐体というのは、残されたものにとってはどうしていいのかわからない、でっかいガラクタになってしまうことがほとんどなんじゃないかなと思う。大量の蔵書なんかもそうだし、こういった「わかるひとにはわかるものたち」は、未来へ向けて、それらを守ってあげられるような線路を敷いておく必要があるのだろう。それに対し、こういったレトロ・レア筐体を持って営業しているマスターたちのほとんどが個人事業主である。そのあたりのセーフティについてどうしているのかの情報はあまり見たことがないし、交流もあるのかどうかわからない。こういった情報の、経営者向きのポータルサイトやマニュアルが、あってもいいのかもしれない。
音楽ゲームに出会ったときからばくぜんと「何かゲーム関連でかかわれることがあればなー」と思っていた。実際ゲームを作るとか関連会社でおつきあいをしながら仕事をするとかプロになるとか、わかりやすい形の活躍は自分には見込めず、かつ、やりたいかというとそうでもないところがあった。ただ、こういった書面の作成や整理といった手続きくらいであれば、今の自分でも力になれる部分があるのかなーと思った。
読んでくださり、ありがとうございます。学びは必要であり、ゲームに限らないかもしれないですが、先につないでいくために譲渡や贈与は必要なんだなということをシンプルながら思わされた瞬間でもありました。
読んでくださり、ありがとうございます。ひとり経営が増えていく中でこういった話題も増えていくのかなーという気持ちと、そうならないようなうごい動きをきちんと提案して取っていける仕事をしていきたいなーとも思い、そういった未来へのむすびかたもあるのかなーというのをぼんやりと考えてしまっておりました。
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