余暇 ◆感想 ゆらぎ ブリジット・ライリーの絵画 先週、千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館で開催する企画展に行ってきた。なんと今日までで、この記事を上げたころには終わってしまっている。DIC川村記念美術館ブリジット・ライリーは現代の美術家で、幾何学模様のパターンを反復する絵を描く作家だ。大... 2018.08.26 余暇
エッセイ ◆褐色に恋い焦がれ 夏が苦手だ。東京の夏は湿気を含んで爽やかさがない。その上にだらだらと続く。もしこれが擬人化されたら、まちがいなく陰キャだと思う。それと肩を並べてつらいのが日焼けだ。わたしの肌は黒く焼けない。申し訳程度に赤く染まってかゆくなり、気づいたときに... 2018.08.26 エッセイ
エッセイ ◆生産性に引き籠るひと きのう「いろいろな人がいろいろなことをすることでデータは充実していく」と書いた。AIがデータを活用するために人間があれこれと行動するのは本末転倒だが、結果としてさまざまなデータがあったほうが人間サイドの暮らしも豊かになっていく気がする。そう... 2018.08.24 エッセイ
エッセイ ◆人はいずこ 9月3日に、AIを用いた商品が日清食品から発売される。「日清トマトチキンカレーメシ AIが考えた」倒置法の商品タイトルが目を引く。AIが「考えた」というので、日清食品側はAIにある程度の人格性を匂わせているようだ。日清食品の開発部とAIが一... 2018.08.23 エッセイ
エッセイ ◆靴下の行方 参加している文芸同人で、竹雀氏がこんなエッセイを書いている。靴下の順番今日はその後半にあるはたと気づく。行動というものは、いや、行動の順番というものは、どうしようもないほどに人そのものなのだと。という一節を受けて作ったアンサーソングのような... 2018.08.22 エッセイ
エッセイ ◆焦土に立つ悦び ふと、今年の夏はきらくに過ごしているな……と思った。よくよく考えると梅雨があけてから、一度も「あること」をしていなかったのだ。腋の自己処理である。エステ脱毛から医療脱毛に切り替え、ようやく気にならない程度になってきたのだった。今日は3年ぶり... 2018.08.21 エッセイ
エッセイ ◆空想転居の日々 いつか東京を離れて西の方へ住もうと目論でいたものの、いろいろなところを巡るうちに北のほうも候補に入るようになった。東京にいると、あたかも知っているふうを装ってしまいがちだ。天候にも愛され、物的にも満たされ、アクセスもいいこの場所で、味わえな... 2018.08.20 エッセイ
エッセイ ◆忘れることのたくましさとおそろしさ きのうは一日外出していたのだが「過ごしやすい日だなぁ。」と思った。6月の梅雨明け以来異様な暑さを味わっていたからか、涼しさすら感じてしまった。気温をさかのぼってみれば27°/18°、とりたてて涼しい日ではない。猛暑酷暑にあてられて、からだが... 2018.08.19 エッセイ
エッセイ ◆仰向けのせみ 今年はやけにせみの死骸を見る。抜け殻ではなくて死骸だ。虫のおもかげを残し、眼球も内臓もそなえたせみである。あまり大声で言うことではないが、わたしは虫の死骸がすきだ。そもそも虫がすきだというのもあるし、天を仰いで足を折っているあの姿がどうもエ... 2018.08.15 エッセイ
エッセイ ◆未完のことばたち 文章力を向上させたいと思い、毎日800-1000字を書くことに決めた。無事10日目を突破し、続けることの苦しみもない。しかし、やはり自分の文章はすきじゃないなあ、と思う。それは構成の問題かもしれないし、ことばの選び方かもしれないし、ことばを... 2018.08.14 エッセイ