◆融通のきかない躰

3連休がおわってしまった。9連休のように中だるみすることもなく、充実感を伴ったまま幕を閉じる。平日と時間の流れがちがいすぎて、見えないだれかが休日の時計を早回ししているような気すらしてくる。

ところで、主治医から「生活リズムは崩さないほうがいい」と再三言われている。通院していないにんげんでも生活リズムがととのっていることにこしたことはないが、わたしの場合「ひとより気を遣いなさい」ということだろう。リズムの崩れた自分の状態をふりかえると、医師の言い分を疑う余地はなさそうである。

ブログを始めてから生活について考える機会も増え、ちかごろはわたしの人生史上最高に規則正しい生活リズムで暮らせている……と思う。機械的というと言い過ぎだが、平日休日問わずルーチンワークをこなし、起床・就寝時間もほとんど一定になってきた。たしかにリズムが整ってきてから大きな不調は減り、予めやることが決まっているので迷いもない。暮らしのなかで迷う機会が減ると、余暇に割く余裕がうまれる気がする。さいきん料理や読書がはかどっているのは単にモチベーションが高いというだけでなく、このあたりにもわけがありそうだ。

他方で、リズムが整ってきた弊害もある。今回のような連休、それもひととの予定があるとき、夜が深くなってくると否応なしにねむくなってしまう。加えてゲーマーの朝は一般人よりゆっくりなので、たいがい集合時間にゆとりがある。早朝にめざめてしまう体質も、ここでは仇となる。集合時点でわたしだけ既にねむいということが時に起こる。明日はゆっくりだから遅めに寝るとか、すこし早いので二度寝して調整するといったことが、からきしできなくなってしまったのだ。

だからといって気ままな生活リズムに戻したいかというと、むずかしい。これまで積み上げてきたリズムをばらばらにしてしまうのは、ちょっとちがう気がする。課題というほどおおごとではないけれど、月に一回あるかないかの予定のときくらい、覚醒したまま遊び尽くしたいものである。

今日も読んでくださり、ありがとうございます。ちゃんと寝てもねむいときはねむいですけれども……今日みたいな、連休明けの日はとくに。きもちの問題でしょうか。

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