■プルラリティ

プルラリティという概念を教えてもらった。プルラリティとはシンギュラリティに対応するかたちで「多元主義」と訳されるという。IT技術と資本主義によって大きく躍進した世界だったが、一方で対立や分断を引き起こしている。とはいえ、テクノロジーは使い方次第で多様性を包摂し、よりよい社会をつくりだすことができる、というのが大意にあんるのかな、と思う。

変化するということは、複数の状態が生まれるということでもある。となると、既存の価値観やひとつの対処では到底うまくいかない。時代に沿った考え方かなーといった感想だが、そういった考え方や行動への変革は一筋縄ではいかないように思う。なにせ自分の狭量さや傲慢さを30余年味わいながら生きているので耳がいたい。

いつぞやの講義か記事の話だったか、グローバル化の功罪といった内容があったことをおぼろげに覚えている。10年以上前だ。複雑化していく一方で、人間社会がすんなりと受け入れできるほど成熟しきっていないんじゃないかといったことが書かれていたように思う。さまざまな問題が噴出する中、そうだわ!といった感じがする。時代が追いつくとはこういったことなのかな、これを書かれた先生はすごい(政治哲学の先生だったように思う)。

それを超克し、ITのめざましい発展をもって、テクノロジー、教育、環境問題、金融、その他あらゆる領域においてコラボレーションを行い、世界(やがて宇宙も視野に入ってくるのかもしれない)をいい感じにしていけるといいよね!というのがプルラリティという思想の目指すところだ。各国、各組織が相互協力しあい、信頼することによって新しいアイデアが生まれ、これまでにない社会問題にたいするソリューションを生み出してくれるのだ。

ただ、文章に表すのはかんたんでも、実際に相互協力・信頼というものをどう成り立たせていくのか、である。まずは自身がそうなれるような器を身につけ、ひとつひとつ目の前のことをこなしていくしかないのだろうなと感じる。

読んでくださり、ありがとうございます。ささいなことなのですが、文中でゲームのクリエイティビティについて触れられていて(とはいえ、マインクラフトやCivilizationなど、自分がやっていた頃のゲームと比べたらずっと新しいのですが)、救われたきもちになりました。

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