385:単語帳になじめない

昔から単語帳で単語を覚えるのが苦手で、毎週の単語テストは直前に単語をざっとみて記憶との戦いだった。今回TOPIK受験にむけて、教材を物色しているところで思い出した。それは英語でもドイツ語でも韓国語でも変わらず、「リンガメタリカ」のようなじっさいの文章が載っているものですら、定着が悪い。

あたらしい言語を学ぶとき、いつもこの問題が立ちはだかる。そこで過去の学び方を、思い出してみる。中高あたりまでは単語帳ベースながら、中学まで英語を習っていたこともあり、貯金でなんとかなっていた。大学では、読むべき文献が先にあって、日本語版は読んでいるものの、しかし原書で読みましょうという原典主義的な風土だったので、語学のコマが多く、文献購読は原書で、という感じだった。そのため、1年次にいわゆる基礎を履修したあとは、ひたすらに辞書を引いて引いて予習をして、だんだんと読めるようになっていった。このやり方は自分にとても合っており、実践を通して身につけていくのは自然な言語の習得仕方といえる。

そこでTOPIKについても、同じようにやってみることにした。実際の問題を解いて、単語を「わかる」ものと「わからないもの」に分けていく。意味を知っているものはそのまま解いて、見たことがあるが思い出せない、もしくは見たことがないものは印をつけ、調べてから解く。解説をみて、自身の調べた訳出と模範解答の訳出のギャップを確認する。もちろん、自分の回答が正しいかどうかも照らし合わせをして、間違った場合は、単語の解釈のミスなのか、その他のミスなのかを明らかにする。

進捗はだいぶゆったりとしているものの、TOPIKによく出てくる話題や頻出の単語を「あ、これはたしか……」と、アンテナを立てられるようにしていきたい。キーボード打ちでハングルを入力するよい機会にもなり、検索も少しずつ、早くなってきているし、実用に活かせるよう取り組んでいこう。

読んでくださり、ありがとうございます。あとは、観光地とか展示のときに、韓国語のガイドを持って帰ってきて、訳出してみるのを試しにやってみてます。語彙はちょっと偏りますが、悪くなさそうな予感です。

コメント

WP Twitter Auto Publish Powered By : XYZScripts.com