■手を動かすべし

5月の下旬からアラビア語を勉強しはじめた。当然読めないので、まずは文字からである。右から書くのがそもそも慣れないし、書き順それなの?という気持ちにもなる。しかも、文字同士をつなげて書くルールがあるようで、文字がくっつくと形が少し変わるものがある!これまで英語、ドイツ語、古代ギリシア語、韓国語にふれてきたが、文字から大きくつまづくのははじめてだ。さらに、それぞれの文字の長さや比率が厳格にきまっているということなので、日々日々アラビア文字になじんでいる人々が数億人いるという事実におどろく。それでいて日本語でいう「ゴシック体」「明朝体」のようなポピュラーな書体が7,8種類あるという。

先人の教えをみながら、おすすめの基礎の教本を買い、文字の書き取りをしていく。う、うまく書けない。そもそも、文字の高さも決まっていそうであるが、基準がわかりづらい。発音も知りたいが付属のCDを聞く機器がないので、Duolingoを久しぶりに開き、Arabicを選択して開始。発音は日本語に近い感じもありほっとする。音も難しかったら投げ出してしまったかもしれない(書道をやりたいだけなのに!)。

学校のテストもそうだが、書くと覚えやすい。Duolingoで音を聞きながらざっくりと覚え、教本で文字や単語を書き取っていく。ちなみに、韓国語はDuolingo→Dropsとアプリオンリーで学習を続けているが、いまだに単語や文をみたとき、イメージする母音の発音が怪しいときがある。まぁ、韓国語は母音の数が多いので、それもあると思うが、それを抜きにしても、である。韓国語は短文をSNS等で書いたり話したりすること、かたやアラビア語は書道と、もっぱら書くことに特化したいので、単純に比較できるわけではないが、泥臭くても、ペーぺーのときにしっかり手を動かしておくというのは大事かもしれない。プログラミングの勉強をみていても「まずは簡単でもいいのでコードを書いてみよう」といったことがしばしば見られるので、あらゆることにあてはまるのだろう。

「書道を習うのならば、少しは意味や作法がわかれば」という思いで軽率に手を出してしまったアラビア語。まだ始まったばかりだが、なんとかめげずに、文字を心得、かんたんな単語や文法を心得、文字の音を感じながら書道を習う土俵に立ちたい。

読んでくださり、ありがとうございます。がんばる他ないのでがんばります。

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