エッセイ ◆鼓動 去年末、周りの音を遮るためにイヤホンを買った。せいぜい地元にいるときは図書館の音が気になるときと、音ゲーをあそぶときくらいしか日の目を見なかったのだが、ひさびさに音を遮りたいタイミングがあってイヤホンをつけた。通勤ラッシュの駅である。先週、... 2019.06.19 エッセイ
エッセイ ◆「はい」と「いいえ」の応酬 ひとつ、むかつくことがある。むかつくということばを使うほどではないのかもしれないけれど、ぱっと浮かんだのがむかつくだったので、許していただきたい。だいぶ前から気になっているのだが、ウェブサイトによって「はい」と「いいえ」の場所が入れ替わって... 2019.06.18 エッセイ
エッセイ ◆万年筆のこと ふだんづかいの手帳の買い替えを検討しているうちに、万年筆もほしくなってきた。万年筆生活もそろそろ2年半をむかえる。筆記時の軽さや文字の風情、最近ではメンテナンスの手間すらいとおしくなってきている。 今はドイツのLAMY社のものを使っているの... 2019.06.17 エッセイ
エッセイ ◆ものを「つくる」ひと おしゃべりの練習をしたくなって、よく通っているカレー屋に行った。 ちょうどカレーを食べたい日でもあった。わたしのしごとは人から話を引き出すちからが命運をわける。そもそもおしゃべりが苦手で、まだまだ至らない点が多いので練習しようと思い立ったわ... 2019.06.14 エッセイ
エッセイ ◆自由の余地 公衆電話がすきだ。現代を代表する美徳「小さく軽く」に反した「大きく重くやぼったい」図体は、わたしの幼い頃からぜんぜん変わっていない。その図太さすら、小心者のわたしには輝いてみえる。中でもすきなのはボックスに入ったそれである。あの個室に入ると... 2019.06.13 エッセイ
エッセイ ◆タイ料理屋のむすめ 夏が近づくと、タイ料理をたべたくなる。暑いのに熱いもの。これは毎年ふしぎで、涼しくなってくるとたちまち足が遠のいてしまう。インド料理(ほぼカレー)は年中食べているのに、タイ料理はどうしてそうじゃないんだろう。幸か不幸か、今年はこの時期でもう... 2019.06.12 エッセイ
エッセイ ◆着飾る色 この世にはいろいろな色があるけれど、どういうわけか原色に惹かれる。はっきりしない顔立ちなので、飾る色が強いだけでインパクトが出る。そういうバランスを無意識に考えているからかもしれない。いろいろな色をあわせるとなるとだんぜん、補色がすきだ。絵... 2019.06.11 エッセイ
エッセイ ◆前向きな動機づけ 以前歯医者で「歯は不可逆な体の部位です。現状維持がだいじです。」と言われた。ゲームのように成果が見えづらくモチベーション維持に難儀していたのだが、ここ最近は突破口を見出し、前よりも念入りに歯を磨けている。ポイントは減点式で考えることで、たと... 2019.06.10 エッセイ
エッセイ ◆怒りについて 首と肩がひまさえあれば痛い。動かせば無尽蔵にぽきぽきと音が鳴り、ひとにびっくりされる。いっぽうで、ふしぎと腰は痛くならない。一説によると腰痛の原因はストレス、とくに怒りの感情だという。怒りは腰にたまり、痛みとして発現するという。小さいころか... 2019.06.09 エッセイ
エッセイ ◆みかげ、医療費について考える 毎月の精神科と婦人科、ときどき耳鼻科や歯医者など、ちょろちょろ病院に行くことがあるので、だいたい月の医療費が5000円くらいかかっている。アマゾンプライムの年会費(¥4,200)より高い金額を毎月支払うのは正直せつないと言うほかないが、精神... 2019.06.08 エッセイ