◆せまるメガネ問題

実はいつも掛けているメガネの他に、PC用のメガネを持っている。いわゆる「ブルーライトカットレンズ」だ。前職がパソコンをずっと使うしごとだったため目の負担を減らすために採用したのだけれど、なにを焦っていたのか、特に形などをこだわらずに買ってしまった。細長いスクエアタイプのそれは、当時のショートボブの、まんまるでふんわりとしたイメージを真っ向からたたっ斬ってしまった。そのため長らく机の中に封印され、日の目を見ないまま2年が経過した。
ツーブロックになった今なんとなしにPCメガネをかけてみるとシャープな印象が際立ち、なかなか手応えがあった。メガネは顔の形でおすすめされることが常だが、どうやら髪型によっても適不適があるようだ。ちょうどメガネを変えたいと思っていたところに、この発見は大きい。次ほしいものはウシジマ的なシンプルデザインのものだが、スクエアも演出したいイメージ的には悪くなさそうである。
だが一方でこうも考える。いつかきたる坊主の日々を想像し、坊主に合うメガネは一体どういったものなのだろうか……と。視力の悪いわたしにとって、メガネはひとたび買えば向こう数年を共にする相棒となる。他方髪型のほうは、わたしの気分屋な性格も手伝って「向こう1年はツーブロックで過ごそう」と思っていてもなにかきっかけがあれば「やっぱり明日坊主にしよう」と、方向転換してしまう可能性がないとはいえない。次のメガネを選ぶ際は、不意にやってくるかもしれない坊主ライフを視野に入れておかないと危険なのだ。おそらく髪型がシンプルになっていくにつれて、メガネの放つ印象は反比例して強くなる。アクが強いデザインを選べば、坊主になったときのイメージも強烈になるということだ。わたしがどの程度の自己表現をのぞむかといったところに、坊主ライフのすべてがかかっている。
現状ツーブロックのくせに、いつまでも未踏の領域におびえていてはメガネを選べないのでそこそこ悩んだところで決着をつけたいと思っているのだけれど、果たしてうまく着地できるかしら。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。ウシジマは坊主っぽくてあのデザインが似合っていますけれども、わたしとは顔立ちも肩幅もちがうので、参考にならないといえばならないでしょうなぁ。メガネ選びはいつもなやみます。

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