◆復活の朝

11月ごろから起きる時間が遅れていたのだが、先日ひさしぶりに、5時半に行動開始した。というのも、心からそうしたかったわけではなく、二度寝しようにもからだもあたまもすっきりして、全身から「ねむるのはてもちぶさただ!」という声がきこえたので、起きたのだった。現在の服薬でも、一度目の睡眠でとれるのは最大6時間なので、23時ごろに寝ているわたしはいやでも5時ごろに目がさめる。少しだけ布団と戯れ、抜け出た。

既に季節は春、起きられたのは気温の上昇によるものかと思い過去の天気を調べてみると、なんと気温は11月とそう変わらない。最低気温など、今より高い日もある。つぎに秋頃の自分の記録を読み返してみると、やたらと体調のことばかり書いてある。精神科の外来を再開したのが9月で、11月に今の病院に落ち着いた。今ようやく薬の調整が一段落したところなので、このころは体調不良の真っ只中だ。にしても、手帳にはしつこいほど体調のことしか書いていない。今だからこう言ってしまうけれど、毎日同じことを書いている。それ以外のことに目がいかないくらい、調子が悪かったのだろう。

そういえば、精神的不調がないとしても11月というのは1年のなかでどうも元気が出ない。ひとには苦手な時期というのがあるようで、わたしの場合は11月なのだろう。冬は、本来もっと元気なはずが、服薬調整の関係もあって今年は不調というか、起きられないのがここまで長引いてしまったのかもしれない。たんじゅんに朝が寒いということもあるかもしれないけれど、暖かくなってきた今となっては、もうわからない。

体調も整いつつある今、5時半起きの生活を再開できるかもしれない。このエッセイを始めたころに悠々と書いた「あさに書く」の前文のような生活が、復活するかもしれない。今はリュックの定位置も変わっているし体重も計っていないけれど、格段に時間をうまく使えるようになった今、さらによい朝が過ごせそうな予感がする。

今日も読んでくださり、ありがとうございます。さすがに半年前の文章は読み返すとちょっとこそばゆいです。

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