自転車通勤をはじめて1ヶ月が経った。なんだかこの9月は例年より雨が多いような気がするけれど、電車に乗るつらさを思うと雨に濡れた方がよっぽどましだという思いから、今のところずっと自転車で出発している。夏から秋に変わって空がだいぶ高くなり、じめっとした空気もいつの間にか澄んで、ひどくすがすがしい。日の短さにさびしさを感じつつ、この国の四季がまだ死んでいないことの安心感もある。
しかし続けて自転車に乗っていると悩みも出てくる。わたしの通勤路は比較的自転車乗りへの配慮がなされている町だと思うのだけれど、その配慮が仇となって混乱してしまうのだ。町には自転車のために舗装された専用の道路があるゾーンがあるのだが、その種類がふたつある。ひとつは道路の左側に自転車用通路があって、上り・下りはそれぞれ車と同じように左側を走る。こちらはまだいい。問題はもう一つのほうで、道路の両側に自転車用通路があり、それぞれに上りと下りの通路が設けられているのだ。しかもその幅は一台ずつがすれ違えるぎりぎりの狭さである。ためしに右側の通路で走ってみると違和感があり、信号もそこそこ設置されているのでわざわざ両側で上りと下りを両立する意味がよくわからなかった。やっかいなのは両者が、この町のメインストリートとおぼしき道で採用されていることだ。なぜ同じ形式の道を採用しなかったのだろう。どちらか片方で町を統一してもらったほうが、自転車乗りとしては迷いが少ない気がするのだけれど。
自転車のマナーが悪いという話をそこらじゅうで耳にする。たしかに二台の自転車がしゃべりながら横並びに走っていたり、街灯のない中で無灯火だったり、道路の途中で反対車線に渡るのを見ているとそう言いたい気持ちもわかる。しかし自転車のための道のありかたが複数あったり、道が狭すぎたり、そもそも自転車のための道がなかったりと、自転車乗りは混在するルールの中を走らねばならないという現実も一方ではある。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。車道のルールがいろいろだったらすぐ声が上がるのになぁ。