エッセイ

◆通勤路のこと

自転車通勤をはじめて、もうすぐ1ヶ月になる。豊かな自然にめぐまれた通勤路は、電線の上に鳩がとまっているときはちょっと怖いけれど、そうでない日は何度通ってもすがすがしい。10年選手になる自転車は浅い段差を上り下りするたびにタイヤがポンポンいう...
エッセイ

◆無知は罪

台風一過の朝、まるで「台風なんてきていませんよ。」と言わんばかりに鳥や虫たちはさえずっている。昼間には30℃を超えるという。再び、残暑がやってくる。 しかし台風といってもあまりぴんとこないのが正直なところだ。というのも東京は異様に台風が逸れ...
エッセイ

◆ふりかえりの日

この「おきてねむる」カテゴリ、わかりやすくいうと、朝のミニエッセイをはじめて1ヶ月が経った。しょうじき、あっという間だった。読み返してみると「よく書けているな」というものは皆無だった。あっという間だったのに駄文しか生まれていないなんて、これ...
エッセイ

◆あいつのいない月曜日

月曜日、とは……土日休みの人間に降りかかる災厄である。さほど会社嫌いでないわたしでも、やはり月曜は腰が重い。それでも月曜に、できることなら朝に、なんらかの楽しみがあればなんとかしのげる。今は、週刊ビッグコミックスピリッツ連載中の『闇金ウシジ...
余暇

◆だいすきな靴の話 「COAL HAANは、いいぞ。」

「ファッションがすきだ。それも、少数精鋭でいきたい。たくさんあると、管理ができなくなってしまうのだ……。」 自分のキャパシティを知るのはとても大事なことなのだとわかり、デルフォイの「汝自身を知れ」という神託はほんとうなのだなとひしひし感じて...
エッセイ

◆すきな顔・きらいな顔

ひとは、置かれた環境に応じて適切な(と思われる)キャラクターを形成する。どうやら家・職場・アトリエ等々、対面する相手ごとに表出する顔が違うようだ。中でもすきな顔ときらいな顔があるようで、その傾向性もなんとなくわかってきた。 快い環境にいると...
エッセイ

◆「いいね」嫌い

SNSにはだいたい(といいつつFacebookとTwitterしかやっていないのだけれど)「いいね」ボタンがある。「いいね」は、手軽にポジティブな感情を伝えることができる。現代語の「かわいい」と同じように、SNSにおける「いいね」も好き・素...
エッセイ

◆スマホの留守番

今月から自転車通勤をはじめた。一年の中で最も暑い時期にスタートしたのはどう考えても失敗だったが、電車を逃すことはなくなるし、知らない人だらけの通勤電車に乗らなくてもよいのは大きい。病気の遺産かどうかはわからないけれど、特にぴりぴりとした雰囲...
エッセイ

◆記憶の霧散する日

レム睡眠に必須な遺伝子を発見 -睡眠はどこまで削れるか- レム睡眠をほとんど取らないラットを作ることができた、という。ゆくゆくは睡眠障害の治療や、もっと日中活動をしたい人へのサプリメント開発に役立ちそうだ。 きのう睡眠のことを書いたが、今日...
エッセイ

◆ショートスリーパーの宿命

長く眠ることのできない体は、物心付く前から備わっていたようだ。 「この子は昼寝が必要ない子だね。」 疲弊する母親に医者はこう言った。昼も眠らず、夜も二時間おきに目が覚めて泣く。母親は愕然としたという。思い通りにいかない子育ての厳しさというも...
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