バキ童チャンネルという、春とヒコーキというお笑いコンビの片割れ・ぐんぴぃの発言がネットのおもちゃとなったことから発足したYoutubeチャンネルがある。というのは今になって説明することではないだろう。今や登録者数200万人をこえる、お笑い芸人周りではかなり売れっ子といって差し支えないチャンネルへと成長した。
かれこれ6年くらいになるのだろうか、実は、たまたま創設当初からチャンネルを見ており、追ってきたコンテンツでもある。思えばこの頃から「Youtubeをみる」という文化が自分の中に入ってきたのかな。「バキ童」ことぐんぴぃや周りをとりまくファミリーたちは同世代ということもあって、芸人や構成作家、編集などのしごとをしている人として生きている姿に興味をもった。見ていくうちに、ぐんぴぃが案外オタクじゃないなんだなと気づいた。それぞれのすきなものをプレゼンしていったり、みな楽しそうに過ごしている姿もほほえましい。決して陽とはいえないチャンネルではあるものの、清濁合わせもちながら日々を送るみなさんの姿はまぶしく、日々の励みにもなっていた。
さて、先日「バキ童オンリー」なる同人誌の即売イベントが行われた。斬新さとともにオタクとしては懐かしさもあるふしぎな空間で購入した本の話をいくつかしていきたい。
さて、土岡はバキ童チャンネル周りの人物としてはやや異質なところがあって、一見してそのキモさや底意地の悪さというものが見えてきづらい人物である。それもそのはず、育ちはよさそうであるし、よくみれば目鼻立ちは整い(これは単独やライブ等のイベントで実物を見るのがいちばんいい)、咄嗟の例えツッコミも秀逸で、「春とヒコーキ」チャンネルのネタや憑依したかのような落語の語り口はばつぐんにおもしろい。ただ、バキ童チェンネルを追っていくにつれて、その異様さを視聴者は目の当たりにすることになる。最初に違和感を覚えるのは人生を振り返っていく中で、高校時代一言も発さず、友達もいなかったというエピソードである。他にも枚挙にいとまがないが、今回は頒布物の感想を書きたいので割愛する。
今回発行された『ニート入門』を通読し、あらためて当時の動画で語られたことをなぞっていきながら、社会におけるニートの存在の仕方をたしかめていった。単位の見込み間違えで卒業することになったところから、土岡のニートライフは不可避であった。声をかけたぐんぴぃが、腹をくくって芸人になろうとブックオフ社員を退職するまでの1年半、合わせて3年間のニート生活。ただダラダラしましょうというところではなく、一方で葛藤のような感情も持ち合わせていることが随所からうかがえた。
しかし、後日の動画で土岡はこうも語る。稼いで十分な状態になったら、「またニートに戻りたい」と!ぐんぴぃを始めとしたメンバーはおどろき、ふしぎな空気が流れたのであった。
実際、土岡のいうように、ちょっとニートをやってまた社会に戻ってということが気楽にできればいいのになと思っている。これはインフルエンサー的ニートの先駆けであるpha氏も同じようなことを著書で書かれていた。今、退職をかなり前向きに進めている身としては(行政書士事業の存在はあるものの実働がないので)、部分的にニート的なエッセンスというか、今現在よりは社会から隔絶され、空白の時間ができてくることには疑いようがない。そのとき、先駆がおり、ニートを脱するまでのところまでを丁寧に描写されている本書を手にしておくことで、胸をはってキャリアを転換していけるといいなと決意を新たにするのであった。
なお、ブースでの土岡であるが、相方・ぐんぴぃが来客に積極的に声をかけながらファンサービスする一方で、自分から声をかけず、売り場の様子をじっと見つめていたのが印象的だった。そういうこともあって(他にもあるけど)、「春とヒコーキ」の「じゃない方芸人」は土岡でなく、実はぐんぴぃなのだと思っている。
読んでくださり、ありがとうございます。すきなことを書くの、楽しいよね〜というのを頒布物をみて、触発され、ちょっと感想を書いていっています。

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