前のブログでぼやいていた気がするのだけれど、一年の中で、夏は食事のめんどうくささが顕著だ。食欲は減退するし、火は熱を増幅させるし、そもそも夏は八割がた体調がよくない。
かつて「夏は夜」と清少納言が書いていたけれど、ほんとうにこの、猛暑酷暑と呼ばれる季節の日中に、定刻で出勤している──この(この!)気概を評価してほしい。夏は出勤しなくてもいいような仕組みになったらいいのに。するにしたって夕方の、熱のやわらぐころにのそのそとみんなで集って、そこそこに生産をして八時ごろにもぞもぞと帰っていけたらいいのに。そんな仕組みを作れるならすてきだ。
話を食事に戻そう。料理は人並みにはすきなほうだろうし、食べる量は人の半分以下だし、好き嫌いがあるし、おまけに添加物を気にするタイプなので(好奇心旺盛なくせに臆病なので、添加物の解説をすみずみまで読んだ結果、怯える)、材料を厳選して自炊するのが現状の最適解だ。そこでいかに手を抜きつつバランスを保つかというのは、なにせまだ実行できていないので(どうやら何も考えていないと自動的に作ってしまうように、わたしの生活習慣は出来上がってしまったらしい!)模索中である。だが試行のひとつとして、土井善晴さんが提唱してまたたく間に広がった、一汁一菜の日を週に一、二回設けてみようともくろんでいる。
参考。
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