喫茶でお話をしていて、バレットジャーナルの話がでた。やってみているのだといい、運用している人の本も持っておられたので、ぱらぱらと読ませてもらった。数年前にヒットした手帳の使い方であるが、だいぶ前、何かのきっかけで知ったのだったが、すっかり忘れていた。そのときは一通り調べてみて「ふうん」と流してしまったものだが、時が経ち、今はなんとなくしっくりきて、一部流用しながらアナログで記録を書いている。
今バレットジャーナルがしっくりきたのは、以前よりも自分が生きていく中で「すきなこと」や「考えていきたいな」と思ったことがはっきりしてきたからかもしれない。同時に、その「すき」や「考えていきたい」について、まだもやもやとした部分が多くある。それを、バレットジャーナルという手段をつかって、深めていきながら、明確にしていこうというわけである。
あとは、ここではデジタルで記録をしていっているが、限られた情報を扱うのにはアナログで古典的に管理した方が参照しやすく、前後の情報の閲覧も実はしやすい。この対応は電子辞書と紙の辞書のようだな。みられる情報が限られるので、「あれもこれも」と検索にうつつをぬかしてしまったり、Youtube寄り道もなく、そのうちに「何してたんだっけ」と忘却してしまうリスクも少ない(それでも起こることは起こる)。
また、バレットジャーナルはできるだけ短く残すことがいいらしく、さかのぼったときに見てなんとなく記憶が想起されるので十分らしい。そのため、最終的に捨てることになるアイデアや目標でも臆せず書きやすい。
往々にして、当初、出会ったものがあとになってから意味をもってくることはあるが、冒険を迂回して戻ってくるとお話が進むいうのは、RPGによくあったなぁとなつかしい気持ちになった。人生も同じなのかもしれない。そして、これからもこういった迂回と再開は増えてくるのかもしれないな。それなりの年齢になっているから。
読んでくださり、ありがとうございます。お話を進めて「その意味」がわかったときの震えといったら!
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