しごとの関係で、介護保険のしくみを少し勉強してみたのだが、これが結構おもしろかった。障害福祉の仕組みはだいぶわかってきたが、介護保険と同じく2000年からのシステムになるため、おそらく介護保険の構造を踏襲しているのだなーと思った。レクチャーしてくださった先生もおもしろい方で、業界も長く、さまざまな現場におられたということで、実際に働いていたときにあったことを具体的に話してくださり、イメージがわきやすかった。
学んでいてふと、そもそも障害福祉を仕事でやってみようとしたのも「なんか知っておいたほうがいいかな」というきっかけだったことを思いだす。いわゆる大学生の就活的な世界のことはいまいちイメージがわかず、ちょっとやってみてもしっくりこなかったのである。
障害福祉の業界もかれこれ7,8年になるが、しごと自体は楽しい。だが、「ずっとこのままもちょっとな」という気持ちが大きくなってきている。飽きたというのも違うし、やりたくないというのでもないのだが、少し他の領域についても知ってみたいという方が適切な表現だと気づく。キャリアの段で書いたが、今いる世界を「深める」には、努力をもってしても自身の資質が足らないのでは……と感じる面も臨床の場面でも多々あり、未踏の地への探究心がわいている、という逃避に近い心理もあるのかもしれない。
そもそも関心のあるものに飛びつき、知っていく過程でドーパミン(?)が分泌されること自体が気持ちいいという生理的な反応もある。脳の話の中でも、知的好奇心をもって学ぶことが楽しさややる気につながるといった記載がそこここにみられるので、まぁ悪いことではないのかなと思う。
新たな学びを進めていくにあたって、今のしごとにも重なる分野があり、還元できることも楽しい。そもそも辞める意向はないのだが、はたらく比率を調整しながら、うまく連動させていけるとさらに脳も喜ぶことだろう。
読んでくださり、ありがとうございます。刺激に弱く、飽きやすい脳ではあるのだと思います。本当に「これ!」とならないと続かないのです。
コメント