◆「はい」と「いいえ」の応酬

ひとつ、むかつくことがある。むかつくということばを使うほどではないのかもしれないけれど、ぱっと浮かんだのがむかつくだったので、許していただきたい。

だいぶ前から気になっているのだが、ウェブサイトによって「はい」と「いいえ」の場所が入れ替わっているときがある。

これまでの常識だと「はい」が左で「いいえ」が右だ。これまでつきあってきた中だと、ビミョーなサイトが「いいえ」を左にしている気がする。ビミョーの代名詞である「退会手続き」によくある引き止めページは、たいがい「やっぱり辞めない」が左に来ている。そもそも退会手続きに行くために「よくある質問」からでないと辿りつけない、この仕組みからしてよろしくない。話が逸れた。で、ほんとうに辞めたいときは、右にちょこんと薄く書かれた「退会手続きに進む」を押さないとならない。回りくどすぎてその会社のことが嫌いになってしまいそうだ。

RPGでもチュートリアルなどを聞きますか?という設問に右側の「いいえ」にあらかじめカーソルが合っていることがある。とくにシリーズものなんかはそうだ。よく見ずにボタンを押してしまうことがあるので、「いいえ」にカーソルが合っていないゲームでボタンを連打していると知っているはずのチュートリアルがご丁寧にはじまる。あとはお店で装備を買って「装備するかい?」と聞かれとたきに、カーソルが「はい」に合っているゲームと「いいえ」に合っているゲームがある。これもなかなか混乱する。

見ないわたしも悪いが「はい」と「いいえ」を入れ替えたり、そもそも「いいえ」に合わせてあったりするという自由さにも問題がある。いろいろあるからわからなくなるのだ。このごろでは図書館のレシートを「必要」か「不要」か選ぶ画面でも、なぜか左に「不要」があるものと思ってレシートを出してしまった。

いろいろな「はい」と「いいえ」があるから図書館のような悪意のない場所すら疑わしくなってしまう。そのうち「はい」を押して「いいえ」に飛んでしまうところが出てくるんじゃあないかと、気が気でない。

今日も読んでくださり、ありがとうございます。諸外国もそういうのってあるんでしょうか。

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