◆あのティラミス

今月いっぱいで、近くにあるカフェがしまる。しまるというよりは、今メインでお店に立っている方が退職されるのだという。聞くと、どうやら運営上の事情を感じないではないが、今回の話とは関係がないのでおいておこう。

そもそも、わたしはコーヒーを飲まないので、最初は紅茶やチョコレートドリンクを頼んでいたのだが、5月から行政書士の勉強をするようになってから長居することが増えて、バリスタさんの説明をうけながら少しずついろいろ飲んでみることをしてみた。薫りだかく、おいしいかも!と思うものから、なかやか度し難いともの、いろいろあったが、これは、わたしの味覚や偏食の問題があるので、お店の問題ではない。少なくとも、今まで想像していたチェーン店的なインスタントコーヒー的なものとは一線を画すクオリティであることはあきらかである。フルーティーな薫り、ほんとうにコーヒーからしてくる。ふしぎなものだ。

中でも、一番すきだったのがティラミスだ。バリスタさんはコーヒーもさることながら、チーズもおすきらしく、チーズ料理のおいしいお店のことなども、いろいろと教えてくれた。マスカルポーネもこだわりの仕入れだというティラミスは、まろやかさとてんさい糖の甘み、そしてコーヒーの渋みが全体をつつんで、勉強が折り返しに向かう頃に食べきるとなんだかちょうどいい。

そんな日々がなくなることのさびしさはあるものの、バリスタさんは海外に行かれるということで、いつかはお店をもちたいとお話されていた。うまくいくことをいのりたい。

読んでくださり、ありがとうございます。「いのる」という行為についても考えたいなと思った時間でした。

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