◆友人の結婚

先日、10年以上になるともだちの結婚式があった。「結婚する」ということが今の今までよくわからず、なんだかぼんやりとしたまま会場に向かってしまった気がする。来賓はみな嬉しそうにカメラをかまえて、新郎新婦を寿いでいた。わたしもその流れに乗らないわけではなかったが、「これはいったいなんなんだろう?」という感覚があった。

式は非常によいもので、入念な準備と、友人及び家族への経緯が最大限にこめられているのが、各々の企画からよく伝わった。長らく会っていなかった知り合いや、一度会ってみたかった人とも話すことができ、いい機会だった。結婚することそれ自体のお披露目もさることながら、そういったある種の、ぐっちゃりとした同窓会のようなことにも、少なからず意味があるのかもしれない。友人の少ないことに定評のあるわたしだが、行ってよかったと思えたのはそういった面も大きい。

さて、新郎、新婦ともに、友人としての経緯を紐解くと長く、ここで詳細を綴るつもりはないが、今回、挙式というかたちでお互いのありかたを確固たるものとしたことに、とても安心した。今回の友人に限らず、友人というものには何かこう、いい状態であってほしいものだ。そのことを間近で確認できたことが、なんだかよかったなーと思うし、式自体の意味がそういったところにもあるのかなーとも感じた。
ともあれ、よき門出の日をともに過ごせたこと、そんな友人をもてたこと、それ自体が喜ばしかろう。

読んでくださり、ありがとうございます。久しぶりに番号をうったら377でびっくりしました。以前のように毎日はむずかしいのですが、できるペースでゆっくり書いていこうと思います。

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