今の生活に決定的な不満はないのだが、なんだか新しいことをしたい。今のしごとも6年目に入り、できたての会社もそれなりに人が増えてきて、業界にしては収入をあげることもできた。人や会社を育てていくことが意義深いというのは理解しているつもりであり、その楽しさもある。イベントや新事業の開拓など、これからも、新しいことは会社でどんどんはじまっていくだろう。にもかかわらず、なんだか自分で「これ!と思ったものをはじめたいな」と思う。2025年に入ってから自明に、しごとに身が入らなくなっている。やることはやっているつもりだが、熱がわかない。バーベキューが終わったあと、温度の下がった炭のように横たわっている、モチベーションが。
長く働くとこんな変化もあるのかとしみじみする。なにせ、どこも3年たたずに職場を変え、休んでいる時期もあれば留年もしているなど、同じ年代の人々よりもずっと就業経験に乏しい自負がある。そのため、同じところに居続けることでそういった変化があることが、幼い感覚かもしれないが、まずは単純にうれしい。
では、どうすればいいのかというと、職場を「日常」でなくしてしまえばいいというのが今のところの結論だ。「非日常」だったら、いいかもしれない。ふつうの会社ではあまり考えられないかもしれないが、しごとの特性上、ちょっと寄って顔を出したり、一緒に活動をしたりができてしまう場なのだ。やや熱が冷めているとはいえ、みんないい方達である。決別してまで捨てたい環境ではないが、ずっとこのままでいるのも微妙だなと感じる。
最近、自分の中でホットな移住とからめて、新天地での「日常」をゆるやかに始めていきながら、職場を「非日常」にしていけるといい。いざ「ここかな」と直感がうごいたら行動できるよう、元気やお金をためておいたほうがいいのかもしれない。そう考えると、今年はがんばることが多く、見知らぬ新天地に向かう熱が高まる。横たえていた炭に赤い光が灯る。
読んでくださり、ありがとうございます。今回の記事はワッと書いていたらいつもより少し多く、なんてモチベーションはすなおなんだ!と思いました。
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