先月とどいた民族学博物館の季刊誌の特集が仕事と女性、だった。そこで出てくるのはフェミニズムの考え方なのだが、これまでインターネット上や街中で見かけて活動する人たちの過激さや、なにか履き違えている市井の声をみて敬遠している気持ちと、まぁ、どこからどうみても、女性は歴史的に黙らせてこられてはいるよなといった感じで、ちょっと沿岸からようすをみているところがあった。
各国の女性の在り方を読み、これぞフェミニズムでは?と思う。置かれた社会情勢に応じて柔軟に対応しつつ、自身の展望も諦めることなくどうしていくのがよいのか?そういったことを考えているエジプトの記事があった。エジプトはイスラム教の国であり、法律もイスラムに則って規定されていると聞いたことがある。一方でインドの女性観はカーストが絡んでおり一筋縄ではいかない。日本的な感覚からすると異和もあるが、それが通常のモードとして通っている中だとどこまでを望むことがよいこととされるのだろう。本文にもあったが、西洋的な価値観が流入してどうしてもそういった文化や風俗を「かわいそう」「劣った」といった捉え方をしたり、深いところまで知らないうちに恐怖をおぼえてしまったりということがそもそもズレているよね、というのがよく実感できた。日本にいるかぎり歴史的に仕方ない背景はあるものの、相当に西欧諸国の観念の影響を受けているということを改めて実感し、また、そうであるからこそアジアやイスラーム世界への関心があるのかなとも思った(そう自覚して知りにいったわけではないのだが)。
あとは、終盤あった現代ママについての論考もおもしろかったな。新自由主義で幸せになれる人はそんなにおおくないのかもしれないなと改めて思った。
読んでくださり、ありがとうございます。
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