◆シンクロニシティ

きょうはアトリエの先生がべつの病院のアトリエに行く日だということで、同行する予定だった。その病院はほとんど福島にひとしい茨城県といえるような位置にあり、なかなか趣のある景観のなかに居を構えているという。電車では交通の便がべらぼうに悪いため、こちらから車で行っているそうだ。それに同乗させていただき、初・茨城のアトリエの予定だった。
しかし、前に少し書いたようにここ2週間ほどは調子がいまいちで、今日も1時と4時半に目が覚めてしまった。じっさい、これを書いている今も頭がゆらゆらと揺れてねむい。ふつうに考えて、具合が悪くなったときに独力で帰るのがむずかしい場所には行くべきではない。調べてみれば、東京方面からの所要時間は関東圏だというのにおよそ4,5時間であった。これは東海道新幹線で東京~京都間を往復するよりも長い。おまけに茨城県は新幹線がないので、鈍行の乗り継ぎとなる。これは中止の電話をしてしかるべきだろうと冷静な頭で思った。しかしその反面、かねてから訪れてみたかったアトリエの機会をのがすのがもったいないという貧乏根性がくすぶってもいた。
昨夕、先生に電話をするか否か悩んでいると、アトリエのともだちからメールがきた。内容としてはこうだ。
「今回は積載する荷物が多くてわたしの乗る確保できないため、つれていくのがむずかしい。」という伝言だった。なんたる奇蹟か、とわたしは思った。さっそく先生に電話をして、丁度お断りしようと思っていた旨を伝えた。ともだちに伝言していたときの先生は申し訳なさそうだったというから、安心したようすをみせてくれてほっとした。「それじゃあまた」と先生は言い、電話は終わった。
こういった偶然の一致がわたしとアトリエの間ではよく起こる。ふと頭に思い描いていたことがほんとうになったり、今日はやめたほうがいいかなというときに用事のほうが消えたり、ふしぎな力がアトリエとわたしを引きあわせている……とわたしは勝手に思っている。あまりこういう偶然を運命づけたりはしないタイプなのだけれど、あまりにもこういったことが多いのでさすがに偶然だけではないのだろうと最近は思う。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。運命じみた偶然の一致があるひと・ものは、だいたい自分をいい方向にひっぱってくれるみたいです。

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