造形教室

エッセイ

◆こころの故郷

今回のコロナを受け、アトリエも5月の半ばまで休止となった。それ以降のことは、社会情勢を見ながら決めていくのだろう。しかたないとは思いつつも、休止になることが決まった1ヶ月前、多くのメンバーが集まった。50年間アトリエを主宰する先生も「これま...
エッセイ

◆表現について

展示を終え、皆の作品をトラックに積み込みながら思う。わたしの表現とは一体、なんなのだろう……。たんなる表現ならいっぱいやっている。エッセイを書き、小説を書き、絵を描き、動画をつくる。ただ、今それらはてんでばらばら、思い思いの方向で輝くだけだ...
エッセイ

◆ハレの日ケの日

作者・作品にとって展示は「ハレ」のイベントだろう。着飾った瞬間を見てもらう、大事なことだ。しかし、それだけで終わってしまうのはなんだかもったいない気もする。「ハレ」があれば当然「ケ」がある。この「ケ」の期間の方がずっとずっと長い。今回の「心...
エッセイ

◆人生の成功について

春先から手伝っていた展示「心のアート展」が終わった。いつもながらアトリエ絡みのできごとは考える種をたくさんくれるので、しばらくはそれにまつわる話を書こう。展示のときにだけ会えるひとが何人かいる。わたしは人の多いのが苦手なので、絵のタイトルや...
しごとと生活

◆アトリエ記「慾望」②

この日は異様にねむく、午前中にひととおりの家事を終えたあと昼まで爆睡してしまった。 合評前に到着し、作業をすすめる。先週つくったはんこの印面をととのえ、終わってから制作をすすめる。暑さのせいか人数も少なく、ゆったりと過ごせた。作品にかんして...
しごとと生活

◆アトリエ記 片隅の対話

眠い。前日に友人と遊び、帰ってきたら0時前。ひさしぶりに日付の線をこえた気がした。そのあともぼーっとしてしまい、寝たのは1時頃だったと思う。久しぶりに朝のバスに乗れた。中でまどろみ、目が覚めれば見慣れた光景。扉をあける。いつもより人が多かっ...
エッセイ

◆つくる生活へのあこがれ

アトリエに、いろいろなものをつくる夫婦がいる。作品にかぎらず、料理や雑貨といった、生活のものだ。なかなかお年を召した方なのだが、木だってじぶんで切って作品の材料にしてしまうという。思えばアトリエを担当している職員のひとも「つくる」ひとだ。ア...
しごとと生活

◆アトリエ記 『慾望』

連休中も開いているというので、お邪魔した。火曜日と、木曜日だ。火曜日は展示の手伝いでひたすらチラシ折りと封入をし続けていたので特記することはない。 木曜日はのんびりと会話に混じりつつ、じぶんの作品づくりを進めた。コラージュのほうは近頃まった...
エッセイ

◆集中したことをほめる

前回のアトリエの合評後、別のひとが書いたマッキー絵に感化され、ひたすらマッキーで絵を描いていた。およそ二時間ほどだろうか、誰とも話さずとりくんでいた。画面いっぱいに色が広がったところで、集中の糸が切れる。ほどなくして、どっと疲れが押し寄せた...
エッセイ

◆美容院革命-静かな秘密基地の物語-

わたしはツーブロックがすきだ。理由は「かっこいいから」。しかも男女不問である。わたし自身もこの夏からツーブロックにして、だいぶ気に入っている。フォルムのかっこよさはもちろんあるが、何より楽なのだ。5年ほど通っている美容院で施術していただいて...
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