エッセイ

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◆いとしき子を抱いて

大学の同期と文芸同人をやっている。去る5月の文学フリマで合同誌を出し、ありがたいことに完売したという。Tumburで、ひとつひとつの作品に対して感想を寄せてくださった方がいらしたので、ここに紹介する。ブランペイン彗星の足跡 【感想】かもめソ...
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◆甘美なる筋肉痛

スクワットを始めて二年半が経つ。一日15回と決して多くはない回数を続けた結果、最大時54kg(実際書いてみてたいへん恐ろしい。なぜここまで増加してしまったのか?)あった体重は48.5~9.5kgの範囲におさまってきた。数値的な理想は素数の4...
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◆指折り数えるいとしき日々

世間は夏休みである。例にもれず、わたしもその恩恵をあずかっている。とくに今年は梅雨前線はどこへやら、史上初の六月の梅雨明けを経て、高気圧が手を抜かずにいて暑さが続くものだから、連休への恋慕は例年を上回っていた。それがようやく、である。思えば...
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◆「やりたい」の習慣化

きのうに引き続き、「やりたいこと」の話をしたい。なんとも情けない話だがわたしの場合、やりたいことができないときの原因はたいがいスマホだ。まとめサイトを読んでリンクを飛びまくったりしていると気づいたら時間が経ってしまった……ということがある。...
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◆「できない」の3類型

福祉の資格取得(精神保健福祉士)の際に訪れた実習先で、今でも深く残っている言葉がある。「人がなにかをなしえないとき、その理由は大きく分けて3つある。①知らない②できない③やらないだ。それによってアプローチの仕方は変わる。」シンプルだが示唆に...
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◆奔放なる空間 デザインフェスタ

先週土曜、真夏のデザインフェスタに行ってきた。同人系の即売会以外でビックサイトに行くのは初めてだったので、会場を包む雰囲気や商品の幅広さに驚いた。大きく感じたことはふたつある。ひとつは会場全体が寛容な空気に包まれていたこと、もうひとつは市場...
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◆話下手(2/2)

会話はインプットとアウトプットの繰り返しである。それもリアルタイムで行われる、たいへん慌ただしい行為だ。双方ともうまくやっている人が、いわゆる話上手であると考えている。私はどちらもあまり上手にできない。リアルタイムで行われるということが苦手...
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◆話下手(1/2)

10年来つきあってきた首の痛みが、いよいよ看過できなくなってきた。動かして違和があるだけならばよいが、酷いときには回らない。行きつけの整体に行くと、肩から来る筋肉の張りもあれば、目の疲れから来るものもあるという。頭と首の境には「風池」という...
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◆夏コミにいった話◆

あまりの疲れにくたばりました。本当は帰ったらすぐ書こうと思ったんですけど、むりでした。というわけで新しい月曜日がはじまり、そろそろ終わりそうですが、いかがお過ごしでしょうか。夏コミお疲れ様でした、こんばんは、眠いです。 参加してみていくつか...
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◆物語化する知識の話◆

朝の電車を待っていたとき、向かい側のホームから大きな枯れ葉がおちた。秋になっていないのに茶色い葉っぱなんてめずらしいなぁ、と見ていると、急にじじ!という音をたてて高く舞い上がった。向かい側のホームのひとはびっくりしていた。間もなくそれはホー...