◆ふりかえりの日

この「おきてねむる」カテゴリ、わかりやすくいうと、朝のミニエッセイをはじめて1ヶ月が経った。しょうじき、あっという間だった。読み返してみると「よく書けているな」というものは皆無だった。あっという間だったのに駄文しか生まれていないなんて、これほどかなしいこともないのだけれど、それが現在の力量なのだから、いさぎよく受け入れる。

では一体、何がよくないのか?
まず語彙が少ない。これは読書など、インプットをもっと増やすべきだ。また言い回しのせいか、冷静になって読み返すとなんだか回りくどい感じがして、わかりづらい。文体のわりに内容がゆるいせいかもしれないので、変えてみるのも効果的かもしれない。最近は意識的に漢字を使っていたのだけれど、「御影あや」の世界はやっぱりひらがなの方が、しっくりくるところなのかもしれない。なんにせよもっと明瞭で、広がりのあるエッセイを書きたいものだ。わくわくしたいのに、これっぽっちもわくわくしない。
とはいえ書き続けてみた所感としては、とても、とても楽しかった。朝の時間を無為に過ごすこともなくなったし、書くことがすきだと再確認できたのは大きい。テーマ探しにもあまり困らず、日々気になっていたことを文字にしたようなものが多かった。けっこういろいろなことに興味があるやつなんだなぁと、読み返しながら他人事のように思う。また、テーマによって筆が勝手に進むものと、つかえながらもゆっくり進んでいくものがあったのはよい発見だった。

文句ばかり垂れたが、ここを毎日見てくださっている方が数人いらっしゃって(しかも、みんな直接「毎日読んでます。」なんて言ってくれたものだから)ほんとうにありがたい。お茶の一杯でもごちそうしたいきもちになる。ひとさまのためにこのエッセイを始めたわけではないのだけれど、読者になってくださったひとにぎりの方のためにも、じょうずになっていけたらすてきだ。「上手になっていけたら素敵だ……、」漢字で書き直してみて、ひらがなのほうがやっぱり、わたしのきもちに近いなぁ。自分にすなおになるというのも、エッセイには大事かもしれない。かっこつけても、かっこわるかった1ヶ月だったかもしれない。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。今後も続けてまいります。

コメント

  1. […] が255なので「ふりかえりをするか」と思っただけである。その証に前回のふりかえりはこのエッセイを開始した1ヶ月後で、それ以来ふりかえっていない。255という数字はファミコン時代 […]

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