◆音ゲーマーの韓国語学習試行

以前「韓国語を学びたい」と書いた。ちょうど韓国のゲームであるEZ2ACにハマってしまったので、遊びながら覚えられたら最高だともくろんでいたのだ。

しかし、そううまくはいかない。EZ2ACは現地のゲームなので字幕が消えるのが早く、そもそも読むスピードが追いつかない。曲も知らないものばかりなので選曲するのでいっぱいいっぱいだ。初学者がゲームをしながらインプットするのはさすがに無理があった。

座学をしようと腹をくくった。もともと勉強はきらいじゃあないし、ハマればいけるだろう。さっそくGoogleで韓国語学習について調べてみるも「これ、やりたい」というものがない。

そのあと本屋で韓国語の学習書を見てみたものの、こちらもピンとこない。わたしは韓国語検定も受けないし文法を完璧にしたいわけでもない。ただ韓国語を聞いて意味がわかり、Twitter等で韓国語のやりとりをしたい。あわよくば旅行した際にかんたんな会話や史跡などにおける韓国語の解説を読めるようになりたい。それだけなのだ。別に「頭」とか「鼻」とか「化粧」とか、そういうカテゴリで単語を知りたいわけではないし、そもそも興味がもてないものは記憶が定着しない。

きっかけになったのは音ゲーだ。遊びながら考えてみる。何かないか。何かないか……!

ある歌を聞いたとき、ふとひらめく。音ゲーには「曲にあわせて遊ぶ」という強みがある。歌があればリスニングができる。気に入った曲があればそれをたくさん聞くことで発音に慣れる。さいわいわたしは気に入った一曲を一日中リピートしていても大丈夫なタイプなので、この方法は適切かもしれない。

歌詞があるなら意味がある。気になった曲を探してみると、EZ2ACのWikiのようなものに歌詞が掲載されていた。意味はまったくわからないが、去年までの中途半端な学習によって文字だけは読める。ならば、歌詞を和訳して学んでみたらいいのではないか。文法はググったり、ネイティブ並みに話せる友人がいるので尋ねてみる。国どうしが近く、コスメの影響もあるのか、韓国語は独学用の教示をしているサイトが多い。これは古代ギリシャ語学習にはありえない風土である(合っているのか不安なときもあるが……)。

手を動かしたほうが定着しやすいので、まずはノートに白文をうつす。まだ発音もまちがえるので上にフリガナをふり、曲を聞きながら答え合わせをする。EZ2ACは公式アカウントが曲をアップしてくれているものもあって非常に助かった。速すぎるときは再生速度を遅くできるのもyoutubeのいいところだ。

そのあとスマホから辞書を使ってことばの意味を調べ、語形変化がありそうなものは目星をつけて調べてみる。紙の辞書でなくスマホで調べるのにも「ハングルのキーボードに慣れる」という狙いがある。子音が左、母音が右なのはわかってきたが、まだまだたどたどしい。そうして集まった情報でなんとなく日本語をこなれさせて和訳してみる。それでできたのがこちらである。

紙面の使い方が完全に見切り発車なので実用性に欠ける。が、すべてを見直すこともないだろうしまぁ、いいだろう。余裕をもって書いたつもりだったが文庫サイズは案外ぱんぱんになってしまうので、工夫の余地がありそうだ。早めに発音に慣れてフリガナをふらなくていい状態にしたい。

あまり張り切るとエネルギーがふりきれてしまうので、ちょっとずつやっていきたい。これをやっていると韓国語特有のルールが気になりだすと思うので、おそらくそこで独学サイトや本が登場することとなろう。

読んでくださり、ありがとうございます。なんでも入り口ってだいじですね。EZ2ACの布教動画をつくりたいのですが、興味をもっていただけそうな入り口づくりがとてもむずかしい。

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