先月例の美容院がしまるという話を書いた。ところがつい昨日、アトリエのともだちからメールが着て、だいぶ先になりそうだが再開予定らしいという情報を得た。不調だらけのわたしの心に、一筋の光が射したような気がした。
火事当初は「再開は100%むりだ。」と一緒に店をやっていたおじさんが話していたらしく、客であるわたしたちは「99%なら希望を持つけど100%じゃあもう、しょうがないよね……。」と肩を落としていた。急な知らせに気持ちを切り替えられないまま、無慈悲にも伸びていく髪をなんとかしてくれるところを探さなければいけなかった。それがくるりと覆ったものだから、確率もあてにならないのかもしれない、とわたしは思った。じっさいゲーム『ポケットモンスター』のふぶきは命中率70%のくせに、自分が撃つときはやたらと外れる。それなら100%だって、そういうものなのかもしれない。
じっさいに営業再開するとしても、それまでの間はどこかで髪を切っていただくほかないのだが、それが期間限定でいいのかもしれないという事実はわたしの心を軽くしてくれた。先月頭につくってもらったツーブロックは徐々に伸びて、すっかり「かくれツーブロック」になっていた。おそらくよそでは同じ形をオーダーできないし(髪型のオーダーは、ことばで説明するのがどうもむずかしい気がする)、少し個性的な形ゆえにやってくれるかもわからないので、いっそ全然ちがう髪型にしてしまおうかとも思ってしまう。とはいえ、今わたしの頭の中は「ツーブロック」か「坊主」の二択なので、美容師にお願いするとなるとどちらも微妙な顔をされることは想像に難くない。
もしくは再開までの間、髪をずっと伸ばして過ごそうかというのも考える。それなら次の店を探さなくてもいい。前髪だけカットしてもらってしのげる。しかし冬は濡れ髪がさむいし、乾かすのに時間もかかるし、シャンプーもたくさん使うし、朝のセットもめんどうくさいし、そもそも長い髪には憧れていないので、いいことがひとつもない。
やっぱり坊主なのか……と思いは至り、入門者用の長さを模索してきのうの夜は過ごした。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。坊主オチはギャグではなく、本気なのですよ。勇気が足りなくって、やるやる詐欺になっているのです。